[ HARDWARE REPORT ]

AOpen

ベアボーンキット A645-CA を購入

2002/02/20 Tomohiro Kumagai
Update: 2002/12/25 Tomohiro Kumagai

□ ベアボーンキット購入

最近、サーバの整備にともなってごろごろと PC があまっているさなかなのですけど、このたび、 一生涯をともにする予定の自作 PC の組み立てに踏み切りました。

はじめは、以前から使用していた TEKRAM の P6B40D-A5 + Pentium III 450MHz (Dual) の構成でいいかとも思ったのですけど、壊れているのか対応していないのか、Windows 2000 Professional を入れても、Windows XP Professional を入れても、とにかく非常に処理が遅いのです。

今までは Windows NT Server 4.0 をいれて快適にデータベースサーバとして稼動していた PC なのですけど、Windows 2000 だとインストール自体にも5時間くらいかかるし、いざ起動してもまるで Pentium 100MHz (Non-MMX) で Windows NT Workstation 4.0 を使っていたころを思い出すかのような遅さです。

 

これは使っていけないな…、とおもって別の PC を探してみたのですけど、いろいろ訳あってあまっているうちの一番性能のいいものは使いたくありませんでした。

とりあえず PC を減らしていくにあたり、機材からくる圧迫感というものが意外とあることが判明しました。なので最重要ポイントは省スペースです。世間ではだいぶ一般的になりつつあるロープロファイル機が目標です。

 

そして CPU にもこだわりがありました。

ちょっと前にふとインターネットで得た情報なのですが、Intel Pentium 4 は燃えないそうです。というのも、発熱量が多くなると自動的に周波数を下げて発熱を抑えてくれるのだとか…。それに比べ現時点での AMD Athron は燃えるらしいです。

といいますか、CPU は燃えるものだと思っていただけに、Pentium 4 には非常に感心してしまいます。なんでもヒートシンクを取り付けなくても燃えないで停止してくれるそうなので、コンピュータでいちばん火災になりやすい CPU は Pentium 4 で決まりです。

ちなみに Pentium III も異常加熱時には強制ストップしてくれるそうです。Pentium 4 と違って突然の停止だそうですけど、それでも安心ですよね。

というわけで、けっきょく購入したのは次のような感じになりました。

 

まずベアボーンキットですが、こちらは AOpen 社の A645-CA になりました。

このベアボーン、ケースは AOpen 社の H340D という、省スペース仕様のスリムタワー(横置)です。正面に USB ポート x2 とオーディオポート用の穴が用意されているのがまた、なんとも使い心地がよさそうな感じです。PCI / AGP はロープロファイルのみが実装できるサイズです。

マザーボードは AOpen 社の MX4BS です。これは Intel 845 チップセットが搭載されたマザーボードで、AC'97 サウンド、Intel 82562ET PHY イーサネット (PRO/100 VE) がオンボードで搭載されています。あとビデオさえオンボードだったら完璧だったのですけどね、残念ながら VGA は別に用意する必要があります。

ほか、ホイールマウス、キーボード、スピーカー、CD-ROM、FDD, Pentium 4 用 CPU ファンまでもが同梱されているので、ほぼ部品がそろっているといった感じです。あと足りないのは CPU とメモリ (SDRAM) と、ハードディスクとビデオカードくらいなものです。

 

CPU は、Intel 社の Pentium 4 1.6GHz を購入しました。ちまたでは Northwood なるコアが存在しているようですけど、いろいろと調べてみても MX4BS で動くか疑わしいところだったので、初期の Pentium 4 にしました。

ハードディスクは余っている Seagate の 20GB ハードディスクを使用することにします。省スペース仕様のケースのため、ハードディスクを1台しか取り付ける余裕がありません。なのでミラーリングとかそういう安全性を求められないのが残念ですけど、これを期にバックアップの習慣でもつけられるように努力しますv

メモリはとりあえずあまっている 128MB SDRAM を 3 枚ほど載せることにします。というか 3 枚が限度なのですけど、それでも最大 3GB までということなのでまぁ安心です。ただ、たしか PC133 のメモリしかだめという噂もあるので、よく選んで載せなくては…。

 

□ ハードウェアのインストール

さっそく組み立てましょう。ということでまずは箱を開けるところからです。

背面のねじは素手でもまわせるような大き目のものになっているのがうれしいです。ただ購入直後は硬くしまっていて、ドライバを使わなくてはまわすことができませんでした。それでも、今後は手のみで開け閉めできそうなので問題なしですね。

そしてケースを開けるのですけど、カバーが上にかぶさっている形になっていて、いったんフロント方向へスライドさせてから上へ持ち上げる形で開くようになっていました。説明書に書いてあるのですけどね、ちょいと苦戦してしまいましたので書いておくことにしましたv

 

あけるとびっくり、もはやほぼ配線等が終了しています。

CD-ROM とオーディオデバイスとの接続ケーブルも接続済みだし、CD-ROM も FDD もしっかりとマザーボードに接続されています。さらには CPU ファンもしっかりとスロットに固定されていまして、おもわず Pentium 4 が下に眠っているのではないかとあせってしまうほどです。

 

では、さっそくハードウェアをちまちまとくっつけていく事にしましょう。

まずは CPU …。いきなり問題なのですけど、ヒートシンクはどうやってはずすのでしょう…。どうもヒートシンクというと、つけたら最後、はずすにはかなりの労力を要する印象があったのですけど、今回のは意外ととても簡単でした。

右側と左側に赤い取っ手のレバーがあるのですけど、それらを外側に傾けながら上へ持ち上げるとロックが外れます。両方のレバーを上げるだけで、いとも簡単にヒートシンクが取り出せてしまいました。

続いて CPU の取り付けです。リテール版の箱を開けると、あたりまえですけど専用のヒートシンクが同梱されています。ベアボーンにセットで入っているのでバルク品でもよかったのですけどね。

そういえば Pentium 4 の入っているプラスチックケースを開けるときにピンを損傷してしまう事例が多数あるというお話があったので、慎重に開けてみました。そして Socket 478 に差し込んで再びヒートシンクを取り付けて完了です。

ちなみに導入した CPU の詳細は、Intel Pentium 4 1.6GHZ/256/400/1.75V SL5UJ MALAY L202A542-0545 というものでした。

 

続いてハードディスク。CD-ROM と FDD とが載っている台の両横についているレバーを内側に傾けて上に持ち上げると、ユニットごと持ち上げることができます。そしてその下に隠れて HDD を載せる場所があります。

いったん CD-ROM についているケーブル類をはずさないと完全にとりはずすことができないので気をつけましょう。

上でも書きましたけど、ハードディスク設置用の場所が1箇所しかないところがちょっとばかり残念なのですけど、省スペース故の定めなのでしょう。一箇所とめられているねじをはずして、フロントを遠くに向けたときには左側にスライドさせてやると固定ラックをはずせます。

 

そしてメモリの取り付けです。

メモリは PC133 でないといけないはずなのですけど、探してみたところなんとどれも PC100 でした。とりあえず、恐る恐るながら実験です。はたして PC100 で動くのか、ということで PC100 SDRAM (CL2) の 128MB を 3 枚さしてみました。

 

ビデオカード。

購入したのは Low-profile 対応の PA315 という AOpen 社のビデオカードです。それほどビデオにこだわりがなかったのでこれを選んでみました。ロープロファイルの金具のとりつけなのですけど、VGA ケーブルのねじの部分の六角ものを取り外さなくてはならず、これがまた小さくて硬い…。

けれど適した工具をつかえば簡単にはずせるもので、なんとかロープロファイルのブラケットをとりつけて AGP スロットへ挿入です。

 

これでハートウェアのインストールは完了ですね。

いろいろと細かくお話をしてみましたけど、このベアボーンきっと自体にも BareSystem DIY Guide 2001 年最新版という冊子が付属してきまして、もっと詳細にわかりやすく、写真もたくさん添えて記載されているので、初めて組み立てるという人でもきっと迷わずにできそうです。

 

さ、PC100 のメモリをつかったこともありちょっと恐ろしげですけど、さっそく電源を要れて起動実験をしてみましょう。

 

□ 電源の投入

キーボード、マウス、その類をとりつけて電源を ON にしました。

すると Pentium 4 1.6GHz はちゃんと見つけた模様で、画面にはしっかりとその文字が刻まれていました。問題は SDRAM の方なのですけど、メモリテストではしっかりと 393216K OK と表示されています。

そのあとで、Main Memory Frequency is 100MHz と、100MHz の部分が純白色で強調表示されているのが気になりますけど、とりあえず BIOS は PC100 メモリであることを認識はできているようです。

 

そして最後に、Warning! CPU has been changed . という警告メッセージ。これは単純に CPU を搭載してから、はじめて PC を動かしたからでしょう。なのでさっそく BIOS の設定を行いました。

システム BIOS の時刻がいきなり狂っていたので調整してみたり、IDE の自動認識を適度に調整してみたり。

問題の CPU の周波数設定ですけど、細かい情報がなかったのでてきとうにやってみることにしました。とりあえずオーバークロックの有無を無効にして、CPU Clock Ratio の値を 16 にしてみました。16 にしたのは、今回、100x16 の CPU を搭載しているからです。

 

BIOS の情報をセーブして再起動してみると、BIOS の画面をパスしてシステムの起動まで行きましたので、どうやら PC100 でも問題はないようです。CPU の設定もうまくいったみたいです。

 

□ Windows XP Professional のインストール

さて、いよいよ OS のインストールに入れそうです。

インストールする OS は、パッケージ版で購入した Windows XP Professional です。実はすでに 2 度ほどアクティベーション処理をしているため、また電話しなくてはならないやつです。

アクティベーションがまた面倒で、ちゃんとライセンスを守っているにもかかわらず、「xxxx 日にもライセンス認証してますねぇ…」 などといわれては、根掘り葉掘り尋ねられてちょっとばかり心外。不安定な状態を改善しようとがんばっていたのに、と、相手には知る由もないことが頭をよぎります。

ならば、デアクティベーションとかなんとかで意図的にこちらから無効にする機能を搭載してほしいものです。

 

さて、Windows XP Professional の CD-ROM をドライブに挿入して PC を再起動です。

そしてインストールを進めていってみましたが、速めの PC とはいえセットアップにはけっこう時間がかかりますね。そしてセットアップしながらぼ〜っと画面を眺めていたら、Win XP は DVD-RAM を標準サポートという記載が…。あ、そういえば、SCSI カードが必要なんだった…。

う〜ん、DVD-RAM のためだけに SCSI インターフェイスを購入するか、それとも思い切って DVD-RAM を手放すか…。あるいみ 640MO さえあれば十分といえば十分ですからね。

 

インストールも終わり、Windows XP が起動してくれました。

やっぱりインストールさえ終わってしまえばけっこう速いですね。それとオンボードの LAN もオーディオも自動的にデバイスドライバを認識してくれたようで、手間がかかりませんでした。ビデオカードもとくにドライバを入れなくともちゃんと発色してくれるようなので良しとしましょう。

 

□ CPU を交換してみる

かれこれ10ヶ月以上経過して、SQUARE 社のゲーム FINAL FANTASY XI のパフォーマンス向上を図ろうと、CPU を交換してみることにしました。今回交換するのはこのマザーボードでは最速と思われる Pentium 4 の 2.4GHz (システムバス 400MHz) です。

いや、このベアボーンキットのファンは 2.0GHz までの対応のようですけど、以前はちゃんと AOpen さまから発売されていたそれ以上の CPU を取り付ける場合のファンが売っていないようだったのでそのまま取り付けてしまうことにしました。うわさによると Pentium 4 は、熱に応じて速度調整をして破損を防ぐ、というようなことを聞いたことがあったので…。

 

取り付けた CPU のデータは次のとおりです。

2.40GHZ/512/400/1.525V

SL6GS MALAY L233A981-0498

と、自分を含めハードウェアに詳しくない人にはあまり意味のない情報ですけど、まれに調べるときに使ったりするので備忘録も兼ねて書いてみました。マザーボードの都合上、システムバスは 400MHz です。

 

で、いざ CPU を交換してみようと CPU ファンを取り外したときに、大きな問題発覚です。

このベアボーンキット、CPU ファンは手で操作できるレバー式だったので取り外し時にどこかを傷つけるという心配はなかったのですけど、CPU ファンを取り外してみると、なんともきれいな CPU がお目見えしました。

…あれ…? シリコングリスは…??

とおもって CPU ファンの裏側を見ると、なんと保護ラベルできっちりと保護された熱伝導物質を発見^^;;;;;;;;;;

 

なんと、いままでずっとこの状態で使っていたようです^^;;

自分のコンピュータの使う時間は長い方なので、1日平均5時間としたならばまず間違いなく毎日使っている感じです。なのでこの間なんの問題もなく動いていたのはすごいですね。夏場も自分の部屋は 30 度を軽く超すので、そのなかでも途中で落ちることもなく、快適に利用できていました。

これなら、仕様外の 2.4GHz でも問題なく利用できそうな予感です^^;;


 

カスタム検索

copyright © Tomohiro Kumagai @ EasyStyle G.K.
contact me: please from mail-form page.