[ HARDWARE REPORT ]

iPhone 5s

iPhone 5s のモーションセンサーの異常動作とバッテリーの消耗の速さ

2013/10/06 Tomohiro Kumagai

□ 購入した iPhone 5s のバッテリー切れとモーションセンサーの動作が酷い

2013.09.10 に発表されて、さっそく 当日に手に入れた iPhone 5s ですけれど、手に入れて間もなくから、もしかすると不良品かもしれないと思えることが 2 つありました。

そのひとつがゲームの異常な動作と、もうひとつがバッテリーの消耗の速さです。

特にバッテリーの消耗の速さは持ち出す直前までフル充電していても普通にバッテリー切れするくらいの消耗速度で、かなり厳しいところでした。

そんな異常の症状と、その暫定的な対応策が見えてきたので、それについて記してみます。

ゲームの異常な動作

自分は iPhone で ダンジョンズ&ゴルフ(ダンゴル) というゴルフゲームをしてるのですけど、iPhone 5s を購入してさっそく遊んでみると、その中の グライダー というアイテムが明らかに不自然な動きを見せました。

普通であれば(多少の誤差はあるにしても)真っ直ぐ飛んで、車のハンドル操作みたいにして起動を調整できるのですけど、自分の iPhone 5s だと操作しなくても驚くほどにカーブします。

起動を修正して真っ直ぐ飛ばすことさえままならない印象でした。

異常なほどのバッテリー消耗

それからほどなく気づいたのが、自分の iPhone 5s の異常とも思えるバッテリーの消耗でした。

購入した当日から、寝るときに充電せずに置いておいた iPhone 5s が、目覚めるとバッテリー切れで停止しているという日々が始まりました。

最初は、夜の時点でバッテリー残量が少なかったのかとも思ったのですけど、23 時にフル充電の状態でも、翌朝 7 時には既に電池が尽きて停止していました。

尋常ではない消耗速度

さすがに消耗が早すぎると思いながらも、こんなものなのかなとも思いながら過ごしていた折、香川県へ出かける用事があって iPhone 5s を持ち出したところ、やはり尋常ではない様子が見えてきました。

出発間近の朝 7 時の時点でフル充電して持ち出したところ、朝 10 時を迎える頃には iPhone 5s のバッテリー残量がなくなって停止してしまいました。

その間やったことと言えば、数回の路線検索、新幹線での移動、その車内でツイッターをちょこちょことです。

普通な対策は効果なし

移動で LTE と 3G とが頻繁に切り替わると電池を消耗するとか、位置情報や自動アップデート等を OFF にすると長持ちするとか、周りからそんなアドバイスを貰ったりしたんですけど、どうもそういうレベルではない感じです。

試しにほぼすべてを OFF にしてみたりもしましたけど、バッテリーの消耗は抑えられませんでした。

というかそもそも全てを OFF にしたら iPhone がただの Wi-Fi 付き電話になってしまって、仮にそれでバッテリーが持ったとしても自分にとっては使えないのも同じです。

スリープしたことになっていない

それからさらに情報をもらって、興味深い指標を教えてもらいました。

iPhone では使用状況として使用時間起動時間を確認できるようになっていて、ここを見ると何かきっかけがつかめるかもしれないとのことでした。

iPhone 5s をフル充電して、目覚めたら充電が切れていた時の使用状況です。

このスクリーンショットは、寝る前にバッテリーをフル充電してから放置、目覚めたときにバッテリー切れを起こしていた iPhone 5s の使用状況なのですけど、このように使用時間と起動時間とが一致しています。

スリープさせていれば通常は使用時間の方が短くなるはずなので、この表示が正しければ、システムが上手くスリープできていないことが原因と考えられます。

 

このようなときは iPhone 5s を工場出荷時の状態に復元すれば直る場合があると聞いて試してみたのですけど、自分の場合はそれでも解消しませんでした。

Genius Bar を勧められる

さすがに異常すぎるので、帰りに名古屋の Apple Store へ立ち寄って尋ねてみたところ、さすがにその消費は激しいとのことで、Genius Bar の予約を勧められました。

待てば当日でも大丈夫なこともあるらしいですけど、その日はあいにく無理とのことだったので、後日改めて Genius Bar へお邪魔してみることにしました。

 

□ Apple Store 渋谷の Genius Bar で診断してもらう

2013.10.04 の夜に予約を入れて、渋谷の Genius Bar を訪れました。

Apple Store 渋谷

受付を済ませる

予約は iPhone のApple Store アプリで行ったのですけど、念のため予約時間を確認しようと、お店の前でそのアプリを起動したところ、予約の受付画面が表示されました。

Apple Store アプリで受付を済ますことができました。

アプリで【受付をする】ボタンを押してみると、それで受付の手続きは終了しました。

Apple Store アプリを使えば、Genius Bar の受付はあっという間に終了しました。

受付を終えたとき、自分はまだ Apple Store の外にいたので、慌てて店内の二階を目指しました。

iPhone 5s 不調の原因は不明

それからしばらくして Apple Store の店員さんに名前を呼ばれました。

そして iPhone 5s を見てもらったんですけど、結論として、バッテリーの異常消耗モーションセンサーの動作不良も原因不明で、本体の交換で様子を見るということになりました。

バッテリーの異常消耗についての見解

電池の消耗については、専用の計測器で見る限りではバッテリーの容量は正常とのことでした。

バッテリーが正常でも iOS 側の不具合で満充電になっていないのに 100% と表示されるのも考えられるということで、店員さんからも、バックグラウンド更新の無効化や位置情報、緊急地震速報の OFF などを勧められました。

けれど、モバイルデータ通信以外の全てを OFF にしても6時間程度もスタンバイできないから厳しいということを伝え、結局その提案は呑み込めないままに終わりました。

モーションセンサーの動作不良についての見解

モーションセンサーの不良については、実際に ダンゴル のゲーム画面を見せてお話です。

当然ながら Apple Store の店員さんは、ダンゴルの造りまで把握していないので解らないとしながらも、それを以って状況を再現できたとレポートに記載してくれました。

結局のモーションセンサーについては、標準アプリのコンパスが正常に動作するのを見て原因不明という判断になりました。

iPhone 5s を別の機種へ交換

結局のところ、電池の消耗もモーションセンサーも原因不明との判断になりました。

ここで採れる選択肢としては、このまま様子を見るか、試しに本体を交換してみるか、その 2 つがあるとのことです。

Apple Store の店員さんとしては本体を交換してみても改善されるとは限らないという見解でしたが、自分的には現状のままでしばらく様子を見るのは iPhone 5s が使えないのも同じな感覚だったので、交換してもらうことにしました。

そしてさっそく直前のバックアップから復元して、不自然だった部分を確認してみます。

モーションセンサーの動作不良

モーションセンサーの動作不良は、交換によって大幅な改善がみられました。

例に倣って ダンゴルグライダー で軌道を確認してみると、今度は僅かに右に逸れる程度でこれまでの経験上は誤差のうち、基本的には真っ直ぐ前に飛んでくれるようになりました。

バッテリーの異常消耗

バッテリーの消耗は、iPhone 5s の交換では改善されませんでした。

使っている感じはなんとなくバッテリーの減りは小さいようにも思えるのですけど、スリープ状態でも相変わらず7時間もバッテリーが持たない感じで、使用状況もやはり使用時間と起動時間が一致します。

システムの復元も試してみましたけど、今回も期待する程の改善は見られませんでした。

 

それでも、本体を交換しても改善されないというのは大きな進歩です。

機体を交換したその日にちょうど、他の人が使っている iPhone 5s の使用状況も見せてもらう機会があって、その人のは使用時間の方が短くなっていたので、少なくとも全ての iPhone 5s で使用時間と起動時間が一致することはなさそうです。

 

□ iPhone 5s バッテリー異常消耗の応急的な解消策が見えてきました

iPhone 5s の異常なバッテリー消耗は iCloud が原因

問題解決の糸口

iPhone 5s を交換してもバッテリーの消耗が変わらないとすれば、ソフトウェア的なものが原因の可能性が高いです。

もしかして自分がインストールしているアプリが悪さをしているのかもと思って、アプリをひとつひとつ消しながら試していたある時、Tomohisa Takaoka(@tomohisa)さんから大きなヒントを頂きました。

これはかなり強力な情報なのではないでしょうか。

その後もカシマアキラ(@a_kashima_)さんtakayama(@takayama)さんからも iCloud 周りについての情報を頂いて、これは iCloud 周りがけっこう厄介事をもたらす場合が覗えますね。

iCloud を無効にしたらバッテリーの急激な消耗から解放される

さっそく自分の iPhone 5s でも iCloud アカウントを削除してみたところ、バッテリーの急激な消耗が解消されました。

もちろんこれまで使っていた iPhone 5 の感覚のとおり、寝ている間に充電していなくても朝まで十分バッテリーが持ちますし、数時間でかけた程度でバッテリー残量が厳しくなることもありません。

iPhone 5s を iCloud をオフにして寝ている間に充電せずに放置したら、朝にもバッテリーが余裕に持つようになりました。

ただ、自分の環境では Xcode のコンソールで疑わしいものに気づけなかったのと、iCloud の項目ひとつひとつを OFF にしても改善が見られなかったので、もしかすると iCloud の根本の問題なのかもしれません。

iCloud を ON にすると、再びまた使用時間と起動時間が同時に進み始めます。

Wi-Fi を OFF にして iCloud によるバッテリーの異常消耗を回避する

iCloud が ON のままでも Wi-Fi を OFF でバッテリー消耗の異常を回避できました

ただ、iCloud を OFF にするのは自分的にはかなり不便です。

そこで別の方法がないか探ってみると、どうやらWi-Fi を OFF にすることで、自分の場合はスリープ中の使用時間の増加を抑えることができるようでした。

ちなみにWi-Fi が ON でアクセスポイントが見つからないだけの場合は異常消耗するので OFF 設定は必須です。

 

iPhone 5s 交換前にも Wi-Fi を OFF にするのを試したことがあって、そのときは解消されなかった気がします。

もしかすると iCloud をいったん OFF にしたり、iPhone 5s を交換したりといったことも、もしかすると効果があったのかもしれません。

iOS 7 なら Wi-Fi の OFF は簡単

iOS 7 の場合、下からスライドして出せるコントロールセンターで Wi-Fi を手軽に OFF にできます。

iOS 7 なら、コントロールセンターを使えば Wi-Fi の OFF は簡単です。

引き出して、タップひとつで Wi-Fi の ON/OFF を切り替えられるので、電源のある Wi-Fi 環境であれば ON に、それ以外では OFF に切り替えてあげる手間だけで、バッテリーの劇的な消耗を抑えることができました。

出掛けるときとか、これでもうバッテリーの消耗を必要以上に気にしないで済みます。

iPhone 5s バッテリー異常消耗の根本的な解決策は模索中

Wi-Fi を OFF にするのはあくまでも暫定的な解消方法なので、根本的な対処法を見つけたいところですけど、それはまた時間を見つけて探してみたいと思います。

とりあえず暫定的な対応でも十分なんとかなることと、幸いこういう症状であればもしかすると iOS のアップデートとかでも解決されるかもしれないですしね。

根本的な解決策を見つけ次第、またここに記します。


 

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