Mac mini (Intel Mac) を購入してみる

HARDWARE REPORT


Mac mini (Intel Mac)

登場してから久しいですけど、Intel Mac こと、Intel 製の CPU である Core 2 Duo が搭載された Macintosh を購入してみることにしました。

これまでも Mac mini は持っていて、このところはずっと眠ったままといった感じでしたけど、持っていたのは Power PC G4 が搭載された Mac mini でした。最近 Apple が発売した iPhone のアプリケーションを作成するには Intel mac が必要とのことで、この度購入してみる運びとなったのでした。

Mac OS X は 10.6 (Snow Leopard) がリリースされて、平成 21 年 9 月から販売される Mac には、このバージョンの OS X が搭載されているとのことです。また、以前に購入した Mac mini では無線 LAN が別売りでしたけど、今回のは標準で AirMac (IEEE 802.11a/b/g/n, Wi-Fi) が利用できるのも嬉しいところでした。

 

ところで、新しい Mac mini は、姿かたちはほとんど以前のものと同じだったため、そう大きく変わらないだろうと思っていたのですけど、いざ設置してみると、ディスプレイコネクタ関連で、ずいぶん大きな違いがあるのに気が付きました。

従来の Mac mini は DVI-I という形式のインターフェイスが用意されていました。これに併せて VGA 用の変換コネクタが同梱されていたので、ディスプレイ周りの接続で困ったことはなかったように思います。ところが、今度の Mac mini はというと、DVI-D という形式のインターフェイスが提供されているのでした。

厳密には "Mini-DVI" という形式で、Apple 社のパソコンに採用されている形式のようです。そこから、同梱の "Mini-DVI - DVI アダプタ" を使ってディスプレイに接続することになるのですが、この "Mini-DVI -DVI アダプタ" は DVI-D という形式のインターフェイスだったのでした。DVI-D というのは、デジタル信号のみを扱う形式です。

従来の DVI-I は VGA の信号も送られるものであったため、DVI-I から VGA に変換するコネクタを用意すれば、一般に広く普及している VGA 形式のディスプレイに映像を映すことが出来たのですけど。今度の DVI-D ではデジタル信号しか送られてこないため、VGA 変換コネクタを利用することができません。

VGA 形式のディスプレイを利用する場合には、別売の "Mini-DVI - VGA アダプタ" または "Mini DisplayPort - VGA アダプタ" のどちらかを購入する必要があります。

 

特に普段 Windows を使用していると、DVI-I インターフェイスが当たり前で、ディスプレイも VGA 形式のものを利用している人が多いように思います。新しい Mac mini を購入する場合には、ディスプレイが DVI 接続に対応しているか、または対応していない場合は別売のアダプタも購入するか、考えてから買うのが良さそうです。

 

Mac mini を動かしてみる

電源ケーブルや USB キーボード等を接続して電源をオンにしてみると、Mac OS X が起動して、初期設定の画面となりました。

使用言語として "主に日本語を使用する" を選択すると、オープニングムービーが表示され、続いて国または地域の選択画面となりました。ここで "日本" を選択して 【続ける】 ボタンをクリックすると、キーボードの入力環境を選択する画面となりました。

ここでは "U.S." と "ことえり" から選択するようになっていたので、日本語入力環境である "ことえり" を選択しておくことにします。併せて、かな入力か、ローマ字入力かの選択もここで行えます。

 

この段階で "すでに Mac をお持ちですか?" と表示された画面が現れました。

これは、別の Mac 上にあるネットワーク設定、ユーザーアカウント(環境設定, メール等)、書類、アプリケーションを、この Mac に転送するためのウィザードだそうです。Mac 同士を Ethernet で繋いだり、別のハードディスクに保存しておいた情報、Time Machine バックアップからの転送といった選択が可能となっているようです。また、ここで情報を転送しなくても、移行アシスタントを使用することで、後からでも転送することが可能とのことです。

ここは試しに "別の Mac から" を選択して、移行アシスタントを利用してみることにしました。

 

次の画面へ進んで見ると、タイトルに大きく "FireWire ケーブルを接続する" と表示されたダイアログが現れました。FireWire ケーブルを使用することで簡単に転送を行うことが出来るようになっていそうな様子ですけど、手元に FireWire ケーブルが無かったので、今回は左下の 【Ethernet を使用】 ボタンをクリックしてみることにしました。

すると続いて、タイトルに "Ethernet ケーブルを接続する" と表示されました。LAN ケーブルで接続すれば良いのですけど、今回は無線 LAN を用いて Mac を利用しようと思っていたため、手元に LAN ケーブルを用意してはいないのでした。そこで、左下にある 【AirMac を使用】 ボタンをクリックしました。

すると、タイトルに "ワイヤレスネットワーク接続" というダイアログが表示されました。

ここで、使用する無線 LAN アクセスポイントを選択することが出来るようになっています。SSID を非表示にしている場合には "その他のネットワーク" を選択することで、"優先するネットワーク" という表示欄が現れます。ここに SSID を入力すれば、非表示のアクセスポイントも認識することが可能でした。パスワードは、とりあえず従来の AirMac 同様、WEP#1 キーをそのまま入力すれば良さそうでした。

 

ここまできたら、以前からの Mac の方でも "移行アシスタント" を起動します。

新しい Mac の方での説明によると、今回の Mac に付属していた "Mac OS X Install Disk 1" を以前からの Mac に挿入すれば "DVD or CD Shareing Setup" をインストールすることが出来るとのことだったのですけど、"Mac OS X Install Disk 1" の中に、それらしいインストーラは見つかりませんでした。

インターネットで少し探してみたところ、Apple 社のダウンロードサイト から "DVD or CD Shareing Setup" がダウンロードすることが出来るようになっていたので、そこからダウンロードしてインストールしてみることにしました。

インストール後に OS の再起動を行って、"アプリケーション" フォルダの中の "アクセサリ" から、"移行アシスタント" を起動します。そして "別の Mac へ" を選択して、新しい Mac の方に表示されているパスコードを入力します。これで、転送を行う両者が認識されます。

互いが正しく認識されたら、新しい Mac の方に "情報を転送する" というタイトルのダイアログが表示されるのを待ちます。表示されたら転送したい項目を選んで 【転送】 ボタンをクリックすれば、新旧 Mac 間で、情報の転送処理が始まります。

しばらくすると転送が完了すると思われる時間が画面に表示されるので、後はただ、転送が完了するのを待つのみです。

 

転送が終了すると、新しい Mac の方に "ユーザ登録の情報" というタイトルのダイアログが表示されました。

ここに入力した情報は、ユーザー登録やユーザーアカウントの作成などに使用されるようです。自分の情報が既に入っていましたが、これはおそらく、以前の Mac から設定の転送を行ったためでしょう。ともあれ必要な情報を入力して行くと、"接続の準備が整いました" と表示されたので、【続ける】 ボタンをクリックしてみたところ、"今回は登録の処理が出来ませんでした。" と表示されてしまいました。

ユーザー登録は、ホームフォルダにある "ユーザ登録" ファイルを開くことで、後でも登録することが出来るとのことでしたので、ひとまず 【OK】 ボタンを押して、次のステップへ進んでおきましました。

再び、ユーザ登録の念を押すダイアログが表示された後、【完了】 ボタンをクリックすれば、これで Mac OS X を使用できる準備が整いました。

 

 

Mac OS X 10.6 Snow Leopard が起動すると…

無事、Mac OS が起動すると、何やらアップデートを促すようなダイアログが表示されました。

画面には "MicrosoftMouseHelper を開くには、Rosetta ソフトウェアをインストールする必要があります。今すぐ Rosetta をインストールしますか?" と表示されたダイアログが表示されていて、これは Microsoft 製のマウスを使用しているために表示されたものでしょう。【インストール】 をクリックしてアップデートを続行すれば良いようです。

続いて "キーボード設定アシスタント" の設定でした。接続されているキーボードの種類を特定するための簡単なツールで、手順通りに左右 Shift キーの横にあるキーを押してあげれば終了です。

もうひとつ、先ほども表示されていた "MicrosoftMouseHelper" のインストールが促されていました。おそらく、タイミングの問題でしょう。とりあえず 【インストール】 ボタンを押してアップデートを進めておけば良さそうです。

こんな形で、普通にデスクトップが利用できるような状態になりました。

 

まず、見渡してみると、アプリケーションのアイコンがグレー表示になってしまっているものがいくつも目につきました。

実行しようとしてみると "cannot execute binary file" と表示され、どうやら実行できない感じです。そんな灰色になっているアプリケーションは ""Microsoft Office X" や "REALbasic 5.2 OS X", "EGWORD PURE 6.0", "StuffIt Deluxe 6.5.1J", "CodeWarrior 7.0" の他、REALbasic で作成した自作の Classic 及び Carbon アプリケーション、フリーソフトの "iText 3.0.4" や "Fetch 4.0.1" まで、めぼしいものというか、後から自分で入れたソフトウェアのほとんどは動作しない感じでした。

かろうじて、Microsoft Virtual PC が、アイコンだけは正しく表示されているものの、実行すると強制終了といった感じです。

 

ざっと調べてみると、 PowerPC 版のプログラムを動かすために搭載された仕組みが Rosetta というものらしく、これによって Intel Core 2 Duo でも従来のソフトウェアが動くようになっているとのことでした。対応していないソフトウェアもあると言われているとはいえ、ここまで動作しないという感じは伝わってこないので、何かちょっとしたことを忘れていたりするのかもしれません。

ともあれ Intel Mac では Mac OS 9 環境のアプリケーションはサポートされていないようなので、以前に使っていた Mac mini が、ちょうど Classic 環境からの節目だったことを考えると、持っているアプリケーションのほとんどが 2 世代前のアプリケーションなのかもしれないです。

 

とりあえず、ソフトウェアアップデートを実行して、Mac OS を最新の状態に更新しておくことにします。

自分の環境で更新候補として挙がってきたものとしては、"Bluetooth ファームウェア・アップデート 2.0.1", "Mac OS X アップデート 10.6.1", "Remote Desktop クライアントアップデート 3.3.1", "iTunes 9.0.0" といったところでしたので、今回は 4 項目すべてを適用しておきました。

そんな感じで Mac OS X 10.6 Snow Leopard の準備は整ったものの、Mac OS X 10.4 の頃に持っていたアプリケーションのほとんどが利用できないというのは、なかなか厳しい感じですね。

 

ユーザー登録を行う

Mac mini セットアップ時に後回しになっていたユーザ登録を、忘れないうちにしておくことにします。

Mac OS X 10.6 Snow Leopard のユーザー登録は、アップルメニューの "移動" から "ホーム" を選択し、フォルダ内に "ユーザ登録" というアイコンから行うことが出来るようになっていました。これを起動すると、個人情報を入力する画面が表示されるので、そちらに必要事項を記載の上で 【続ける】 ボタンを押せば完了です。