[ HARDWARE REPORT ]

Windows XP Professional

DVD マルチドライブ DVR-H10LE を使ってみる

2006/04/03 Tomohiro Kumagai

□ I-O DATA : DVR-H10LE

I-O DATA から発売されている DVD マルチドライブ DVR-H10LE を使ってみることにしました。

今までも Panasonic の DVD マルチドライブ LF-M721 を利用していて、個人的にはとてもお気に入りだったのですけど、NTBACKUP.EXE を使ってちょっとシステムをバックアップした際に 4.7 GB を越えるデータが出来てしまって、そのやり場に困ってしまったのが発端です。

 

DVD-R には 2 層タイプのものがあって、それに対応している DVD ドライブを利用すれば 8.5 GB のデータを保存することが出来ます。けれど Panasonic LF-M721 は 2 層タイプには対応していないので、それに対応した LF-M821 を購入しようかとお店へ出かけてきたのでした。けれど眺めてみていたところ、LF-M821 は販売されているものの、他のと比べて書き込み速度が劣るような感じでした。劣るというか、他の各社が新しいものを提供していたようで、もしかすると Panasonic 社もそのうち新しい製品を出すのかも知れません。

それはさておき個人的には今までずっと Panasonic 製の DVD ドライブを利用していたというのもあり、安心して選択できるメーカーではあったのですけど、ほいほいと買い換える物でもないのでせっかく買うなら速い速度のものをと思ったのと、それでいて Panasonic 製のものよりも半額以下だった I-O DATA の DVR-H10LE を購入することにしました。

 

この DVD マルチドライブの読み書き速度は、次のような感じです。

  書込速度 読込速度
DVD+R (1層) x16 x16
DVD-R (1層) x16 x16
DVD+RW x8 x13
DVD-RW x6 x13
DVD+R (2層) x10 x12
DVD-R (2層) x6 x12
DVD-RAM x12 x12
CD-R x48 x48
CD-RW x32 x40
CD-ROM - x48

注目すべきなのかはそれぞれですけど、とりあえず DVD-RAM の書き込みが x12 倍速に対応しているとのことでした。

メディアも対応していないと行けませんけど、12 倍速の DVD-RAM が使えれば、そこそこ大きなファイルもけっこう手軽に扱えるのではないかと思います。その他のメディアについても、店頭に並んでいた Panasonic LF-M821 と比べて速度面で良い感じですし、とてもお買い得な値段でした。

 

Panasonic LF-M821 と比べて足りないところといえば、付属ソフトウェアが極力抑えられているところと、カートリッジ式の DVD-RAM ディスクは使用できないというところでしょうか。値段が抑えられているのも、きっとそのおかげなのでしょう。

付属ソフトウェアについては B.H.A の "B's Recorder GOLD8 Security" と "B's CLiP" が付属していますので、DVD メディアに書き込む分には十分です。DVD ビデオを再生するためのソフトは含まれないのでその点は少し注意が必要です。DVD ビデオを観たい場合には Ulead 社の "DVD MovieWriter" が優待価格で購入できるようなので、それを利用することになります。詳しくは説明書を参照してください。

カートリッジ式の DVD-RAM には対応していないことについては、自身がカートリッジ式ではないメディアを選ぶようにしさえすれば、少なくとも今まで自分の使っていた DVD-RAM メディアは全てカートリッジから取り出せるタイプでしたし、特に困ることはないんじゃないかと思います。

なお、外箱に記載されていましたけど、ドライブとしては "日立製作所 GSA-H10N" が採用されているとのことです。

 

□ I-O DATA DVR-H10LE を使ってみる

Panasonic LF-M721 をアンインストールする

今回の現状のシステムには、既に Panasonic の DVD マルチドライブ LF-M721 が既に組み込まれています。

そしてそれ用の DVD-RAM 用のデバイスドライバがインストールされていますので、念のため、あらかじめそれをアンインストールしてから電源を落として Panasonic LF-M721 を取り外し、新たに購入した I-O DATA DVR-H10LE に取り替える感じで進めます。

 

デバイスドライバの削除は簡単で、"コントロールパネル" の "プログラムの追加と削除" から "DVD-RAMドライバー" を洗濯して、「変更と削除」 ボタンを押せば完了です。削除手続きが完了した後で再起動を求められるので、指示に従っていったん再起動させることにしました。

そして再起動したら、同様の手順で "B.H.A B's Recorder GOLD BASIC 7.39 (Update)" を削除しておくことにしました。これは、付属している B's Recorder 8 Security をインストールするための準備です。削除の再に、共有ファイルを削除するか尋ねられましたけど、これは念のため 【いいえ】 と答えて残しておくことにしました。

削除手続きが終わったら、システムを終了して、いよいよ I-O DATA DVR-H10LE の設置です。

 

I-O DATA DVR-H10LE を設置する

IO-DATA DVR-H10LE は IDE 接続なので、ジャンパピンの設定方法さえ注意すれば、特に難しいことはありませんでした。

既に搭載されていた Panasonic LF-M721 も IDE 接続で、ジャンパ設定は MASTER になっていましたので、I-O DATA DVR-H10LE も MASTER に設定して、そのまま交換する形となりました。

その中で感じたことは、外箱にも記載されているのですけど、I-O DATA DVR-H10LE は奥行きが短いのが印象的でした。箱を見ると 165mm と記されているものの購入時には特に気にも留めなかったのですけど、Panasonic LF-M721 と比べて 30mm も差があったのは意外でした。

今回の PC はミドルタワー型だったので、これによって何かメリットがあったということはないですけど、それでもすっきりした感じは良かったです。小さめの PC だったりすれば、メモリモジュールとの衝突を避けたりとか、空気の流れを少しでもよくしたりとか、ATX 電源ボックスにぶつからずに済むとか、いろいろと救われる点があるかもしれないですね。

 

ともあれ交換し終わったら PC を起動して、設置作業は完了でした。

Windows XP の場合は標準で DVD-RAM ドライバが用意されていますのでとりあえず支障はないのでしょうけれど、Panasonic LF-M721 のときも専用のドライバを入れたほうが初期化が早かったりした記憶がありますので、続いてデバイスドライバのインストールを行ってみようと思います。

 

DVR-H10LE のファームウェアを更新する

ドライバをインストールするにあたって、せっかくなので I-O DATA のサイトに最新のドライバが公開されていないか調べてみたところ、ドライバは公開されていないものの、ファームウェアの更新プログラムが 2006/03/09 に提供されていました。

それからおよそ 1 ヶ月ほど経過しているので出荷時に既にファームウェアに更新されていればいいなと思いつつ、調べてみるとまだ旧式のファームウェアが搭載された製品のようです。

 

調べ方としては "コントロールパネル" の "コンピュータの管理" を起動して、"デバイスマネージャ" の項にある "HL-DT-ST DVDRAM GSA-H10N" のプロパティから確認できます。プロパティダイアログの "詳細" タグから "デバイス インスタンス ID" や "ハードウェア ID" という値の中にファームウェアのバージョンを示す文字列がちらほらと存在しています。

更新プログラムの情報によると、もしファームウェアが更新されていない場合は "JJ10" で、更新プログラムを適用することで "JJ11" となるそうです。見受けられる文字列は "JJ10" ですので、まずはファームウェアの更新を行ってみることにしました。

ファームウェアの更新は失敗すると修理に出さないといけなくなるため、問題なく利用できてるのであれば、あまり触れない方が良い部分ではありますけど、そもそも買ったばかりなのと、更新履歴を見る限りではさまざまな安定性の向上が図られているようですので、せっかくの機会なので更新しておくことにしました。

 

更新するに当たっては、公式サイトに示されている情報にも気を配りましょう。

更新作業に干渉しないように、不必要なハードディスクやその他の記憶装置を取り外し、ソフトウェアも必要なもの意外は停止しておいた方が良いそうです。また、更新する DVD ドライブには CD-ROM 等のメディアを入れておいてはいけないそうです。

また、内蔵ドライブの場合は "Intel Application Accelerator" と "Intel Ultra ATA Storage Driver" がインストールされていてはいけないとのことでした。これらは "コントロールパネル" の "プログラムの追加と削除" から確認することが出来るそうなので、もしもインストールされているような場合は削除しないといけないそうです。

 

そして、DVD ドライブの転送モードが "PIO モード" になっていないと駄目だそうです。

これは "コントロールパネル" の "コンピュータの管理" を起動して、"デバイスマネージャ" の項にある "IDE ATA/ATAPI コントローラ" にて確認することが出来ます。"プライマリ IDE チャネル" か "セカンダリ IDE チャネル" か、DVD ドライブが接続されているチャネルのプロパティを表示して、その 【詳細設定】 タグの中で "転送モード" を設定できます。

どちらに接続されているか判らない場合は、とりあえず両方を "PIO モード" にしておけば良いでしょう。

 

これらの準備が整ったら、ファームウェアの更新です。

ダウンロードした "dvrh16g_f100.exe" を実行すると、プログラムを解凍するか尋ねられるので 「はい」 と答えて解凍し、解凍先に出来上がった "GSAH10N_JJ11.exe" を実行すればファームウェアの更新手続きに入ります。ただしその前に念のため "README.TXT" ファイルにも目を通しておきましょう。

 

そして "GSAH10N_JJ11.exe" を実行すると、更新したいドライブの選択画面になりますので、そこから "HL-DT-ST DVDRAM GSA-H10N  JJ10" を選択します。現在のバージョンが "JJ10" から "JJ11" になるという表記にも注目しておきましょう。

そして覚悟を決めたら "更新" ボタンを押せば、更新手続きが始まります。更新の間には DVD ドライブのインジケータが点滅していますので、目的の DVD ドライブがちゃんと指定されているかを判断する目安にはなります。

 

途中で PC がハングアップしたりしないことを祈りつつ、20 秒ほどしてファームウェアの更新は無事に完了しました。

後は 【再起動】 ボタンを押してシステムを再起動してあげれば更新作業は完了ですが、更新の際に設定した "PIO モード" を "DMA モード" に直しておきましょう。そうしないとアクセス速度に影響が出てきてしまうはずです。

ともあれこれで完了です。ファームウェアが更新されれば、新たなハードウェアとして Windows が検出して利用準備を整えてくれるので、それでも更新が正常に完了したかを把握する手助けになると思います。

 

DVR-H10LE のデバイスドライバをインストールする

ファームウェアの更新も行って、DVD ドライブ自体の利用準備が整ったので、続いてデバイスドライバのインストールを行ってみます。

付属していた "DVD ツールズコレクション" を CD-ROM ドライブに挿入すると、"DVD Tools Collection" のメニュー画面が起動します。その中から "インストールをする" を選択して、さらに "DVD-RAM ドライバ" を選択すれば、デバイスドライバのインストール作業が始まります。

DVD-RAM ドライバのインストーラが起動しますので、あとは手順に従って進めて行けばインストール手続きは完了です。途中でインストール先のフォルダやプログラムメニューの位置などを指定する場面がありますけど、判らなければそのまま次へと進んで行けば大丈夫です。

インストールが終わるとシステムの再起動を要求されるので、その要求の通りに PC を再起動しておきます。

 

インストールをしてみて思ったのですけど、今回インストールした "DVD-RAM ドライバ" って、Panasonic の DVD-RAM ドライブに付属しているものと同じ系統のソフトウェアみたいですね。バージョンは時期に応じて違ってくるのでしょうけれど、ともあれこれならメーカーが変わったからといって、いろいろと変わってくるようなことはなさそうなので安心しました。

 

B's Recorder GOLD 8 Security をインストールする

DVD メディアへ記録するためのソフトウェア "B's Recorder GOLD 8 Security" も収録されていましたので、これもインストールしておくことにします。

デバイスドライバの時と同様に "DVD Tools Collection" のメニューから "インストールをする" を選択して、"B's Recorder GOLD 8 Security" を選択します。こちらもインストーラが起動するので、その手順に従って作業を進めて行けば完了です。ユーザ登録はお好みで行っておきましょう。

そしてコンピュータを再起動して、これで作業は終了です。

 

B's Recorder GOLD 8 Security のインストールが終わったので、さっそく 2 層の DVD+R メディアに書き込んでみることにしました。B's Recorder GOLD 8 Security を起動して、初めてだったのでいろいろと設定内容を確認しつつ。

【環境設定】 の 【ドライブ設定】 のところにある "対応メディア" のところで "DVD-R DL" に対する対応表記がないのが気になるところですけど…、とりあえず今回は "DVD+R DL" のメディアを購入していたので、それを用いて書き込み作業を行います。使い方としては特に難しいこともなく、ドライブにメディアを挿入したら、真ん中辺りの容量目安を参考にしながら、書き込みたいファイルを右下の領域に投げ込んで行き、最後に 【書き込み】 ボタンを押す感じです。

 

けれど、ここで誤算が生じてしまいました。

DVD メディアに書き込めるのは、ISO9660 の都合で 1 ファイル当たり最大 4 GB までなのだそうです。今回 DVD に記録しようと思ったファイルは 5.1 GB なので、最大 8.5 GB まで保存できる 2 層メディアと言えども、仕様上の都合で書き込むことが出来ませんでした。保存するには分割しないといけなくなってきますので、これだと大きいファイルだからという理由で 2 層のメディアを選ぶのは間違いみたいな感じですね。

この感じだと実質的に、2 枚が 1 つにまとまった DVD+R メディアと思っておいたほうが良いかもしれないです。層ごとにわざわざ取り出したりという必要はないので便利なことには変わりないですけど、できれば 8GB クラスのファイルもそのまま保存したかったです。

メディアが同じくらいの値段ならまた話は違ってきますけど、今のところ 2 層メディアの値段が 1 層の何倍もするところから考えると、余程特別な用途でもない限りは 1 層のメディア 2 枚で我慢すればそれで何とかなるんじゃないかなって気がしました。


 

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