Panasonic LF-D102 暫定ドライバ導入

HARDWARE REPORT


DVD-RAM 暫定ドライバ

現在、Panasonic は Windows 2000 に対応した DVD-RAM ドライブ LF-D102 用のデバイスドライバを製作中のようです。

今までの Windows 95/98/NT 用のドライバは、DVD-RAM ドライブを ”CD-ROM ドライブ” と ”リムーバブルドライブ” の2つのドライブとして認識していました。

Windows 2000 用のドライバでは、この部分がうまくいっていない様子です。

 

ただし Panasonic は、市販の DVD-RAM ドライブを、CD-ROM ドライブかリムーバブルドライブのどちらか一方のドライブとして認識させる、”暫定版 DVD-RAM ドライバ” をホームページで公開しています。

これをインストールして専用の切り替えプログラムを使えば、その都度、再起動こそ必要なものの CD-ROM の機能と DVD-RAM の機能を使い分けることが可能となります。

 

とりあえず DVD-RAM が使えればいいと思い、インストールこそしたのですがなぜかトラブルに見舞われてしました。

よくみると ”マルチ CPU システムには対応していません” とかかれていました。これが原因かはわかりませんが、一応トラブル回避に成功しましたので記事にしてみました。

 

インストール環境

今回、暫定版の DVD-RAM ドライバをインストールしたコンピュータのスペックを簡単にですが紹介しておきます。

MOTHER BOARD BP6
CPU Celeron 366 MHz × 2
MEMORY 128 MB (PC100) × 2
VIDEO CARD Millennium G400 16 MB
SOUND CARD Sound Blaster Live! Player
SCSI CARD AHA 2920C
Ethernet Adapter FastEther II PCI-TX

 

上記でも書いた通り、Dual CPU システムです。

 

暫定ドライバのインストール

まず暫定対応版の DVD-RAM ドライバを Panasonic のサイト よりダウンロードします。その際、DVD-RAM の底面に書かれた製造番号が必要になります。

 

暫定版ドライバを入手したら、ダブルクリックして解凍します。

解凍が終わると、Win2KTemp というフォルダが生成され、各種ソフトウェアをインストールするプログラムが保存されます。

Win2KTemp フォルダ内の Setup.exe を実行して各種ソフトウェアをインストールします。インストールが終わると、スタートメニューにもプログラムが登録されます。

 

つづいて、DVD-RAM のファームウェアを書き換えます。

【 スタートメニュー 】 内に保存された ODDiag.exe を実行します。そして現れたダイアログボックス内の ”PD-2 LF-D100” を選択して、【 制御ソフト更新 】 ボタンをクリックします。

制御ソフトのファイルを選択する画面になりますので、Win2KTemp フォルダ内の ”SA120.BIN” を選択します。

しばらくするとファームウェアの内容が更新されます。

 

ファームウェアの更新が終わったら、Windows 2000 を再起動すればインストールは完了です。

 

トラブル発生!

さあ、これで RAM_ROMSwitcher プログラムで CD-ROM と DVD-RAM を切り替えられると思ったのですが、なんと再起動してしばらくすると勝手に Windows 2000 が再起動してしまいました。

再び再起動が終わっても、またとたんに再起動してしまいます。再起動後まだなにもしていないのにもかかわらず、とつぜん落ちて再起動がかかってしまいます。

 

何回やっても同じだったので、しかたなく DVD-RAM の電源を切って再起動することにしました。

するとなにごともなかったかのように Windows 2000 が起動しました。どうやら DVD-RAM のドライバをロードしたときか、DVD-RAM を Windows 2000 がマウントするときに落ちてしまうようです。

 

DVD-RAM 復活!!

とりあえずファームウェアだけでも元に戻せないものかと、Windows 2000 起動中に DVD-RAM の電源をおそるおそる入れてみました。

すると、なんだかハードディスクが忙しく回転をはじめました。

どうやら DVD-RAM に電源が入ったことを察知したようです。また落ちるのではないかと少し恐れながら待っていると、しばらくしてハードディスクは静まり返って安定しました。

 

ふたたび ODDiag.exe を実行してみると、リスト内に DVD-RAM が表示されていました。どうやら無事に DVD-RAM が認識できているようです。

せっかく認識できているので、RAM_ROMSwitcher をつかって RAM ドライブへ切り替えてみることにします。

 

RAM_ROMSWitcher を起動すると、リストボックスにはやはり DVD-RAM の名前が記されていました。

制御モードを ”リムーバブルドライブとして使用する” にチェックを入れて 【 設定 】 ボタンを押してみます。

 

するとダイアログボックスが現れて、その中には 「設定は正常に終了しました」 の文字が描かれています。

なんだか好感触のまま、コンピュータの再起動です。

 

再起動後、以前のようにかってに再起動してしまうことはなくなりました。また DVD-RAM もリムーバブルドライブとして正常に動作するようになりました。