[ HARDWARE REPORT ]

BUFFALO

WHR-G54S/U を無線 LAN ブリッジとして利用する

2005/10/21 Tomohiro Kumagai

□ WHR-G54S/U

ひょんなことから無線 LAN のアクセスポイントが新たに必要になりました。

そこには単純なブリッジタイプの無線 LAN アクセスポイントがあれば良い程度だったので、そこには現在使用しているアクセスポイントを流用して、機材がごちゃごちゃしている自宅のネットワーク環境の整理もかねてみることにしました。

最初は単純な有線 LAN のみの構成だったのが、複雑になり、無線 LAN を採用してみたりして、現在はブロードバンドルータに、都合で PC ルータを 1 台挟んで、無線 LAN アクセスポイントが接続されています。他にも HUB が接続された状態です。

これだと、ネットワークを構成する機材として 4 台が使用されている状態で、機材自体はさほど邪魔にはならないのですけど、けっこう気になるのが AC アダプタの多さです。かさばるのもそうですし、それだけコンセント周りの配線もややこしくなってしまっていたのでした。

 

個人的な都合でルータを差し替えることは考えていないので、とりあえずルータ機能を含まないブリッジタイプのアクセスポイントで良かったのですけど、もしかしたら近い将来、ルータ機能も備えてくれていた方が都合が良いかなとも思いつつ、HUB 機能も備えていた方が良さそうだとも思いつつ。

とりあえずなるべく安いものをと店内の無線 LAN 関連製品をじっくり眺めてみました。

 

そんなこんなで探していたら見つかったのが、BUFFALO の WHR-G54S/U でした。

ブロードバンドルータに位置づけられた無線 LAN アクセスポイントです。ルータ機能はいらないけれど、でもそのうち使いそうな気もするし、ブリッジ型だと どんな状況でも必ず別にルータが必要になるし。これには 4 ポートハブも搭載されているので、現在使っている HUB の役割も担うことができそうです。

これだけをみればもっと安いもので同等の機能を備えたものもあったのですけど、どうもデザインが単純だったりして、この WHR-G54S/U はなんだか見た目も良い感じです。

 

そしてさらに目を引いたのが、これはルータ機能を持った製品なのですけど、底面のスイッチを切り替えることで、ブリッジタイプとして利用することが出来るとのことでした。

このような機能がなくても、ネットワーク環境的にルータとして使用しないように調整すればなんら問題はないのですけど、でもこれを使用することによって素直にブリッジとして動いてくれれば、余計な配慮が要らなくなるでしょうから嬉しいところです。

しかもブリッジタイプにすることで、背面に備え付けられている LAN ポート 4 つの他、ルー多様に備えられた WAN ポート 1 つも、LAN ポートとして利用できるとのことでした。これで 5 ポート HUB として利用できるところも良い感じです。

それに今後、ブロードバンドルータとしても使用するかも知れないと思っている自分には、まさにうってつけな機能でした。

 

他にも、クライアント用の USB 接続の無線 LAN アダプタが付属されているところも良かったです。これなら例えば、誰かがノートパソコンを持って来たような場合みたいに、ちょっとした機会で無線 LAN に参加させたいような場合なんかに重宝しそうです。

あと細かなところですけど、AC アダプタが小型なところも魅力でした。

 

ただ、購入前にチェックし忘れたことなのですけど、今まで使用していた ELECOM 社の無線 LAN には搭載されていた "SuperG" という高速転送に対応していないのは少し残念な気がしました。これにも "フレームバースト" という高速転送のための仕組みは備わっているみたいなのですけどね。

まあ、個人的にはあまり大きなデータを頻繁に転送することも無いので、なんら気にもならなそうな気もしますけど。

 

□ ルータモードとブリッジモードとの違い

WHR-G54S に備わっている、スイッチで物理的にルータモードとブリッジモードとを切り替える仕組み。 普通にはない機能だと思うので、実際のところどういう感じのものになっているのか、付属していた CD-ROM の説明書を頼りに調べてみました。

 

切り替えに必要な作業としては、底面のスイッチ一発で OK とのことです。

ルータモードで起動したときには初期設定では IP アドレスが 192.168.11.1 になるところ、ブリッジモードでは 192.168.11.100 になるとのことでした。これは WHR-G54S を 2 台用意してルータとブリッジとを混在させたような場合に、設定を容易にするための配慮なのでしょう。各種設定を行うための管理サイトはどちらのモードでも備わっていますので、これらの IP アドレスを用いてブラウザからアクセスすることになります。

また、ブリッジモードにすることで、ルータモードで使用できていた DHCP サービスや、有害サイトブロック機能、静的アドレス変換、パケットフィルタ、PPPoE マルチセッション、複数固定 IP アドレスサービスを利用するときに使用する IP Unnumbered 機能といったブロードバンドルータとしての機能は、自動的に無効になるとのことでした。

 

□ ブリッジモードで設定する

今回は WHR-G54S をブリッジモードで使用しようと思うので、底面のスイッチを "BRI." に合わせて設置してみました。

細かな設定はブラウザを用いて行います。ブリッジモードで立ち上げると、初期状態では 192.168.11.100 が WHR-G54S に割り当てられるので、設定用の PC に例えば 192.168.11.6 など、同一ネットワークのアドレスを割り当ててから、ブラウザを用いて http://192.168.11.100/ へアクセスします。

すると管理ページへ接続することができるので、説明書に記されている初期のアカウントでログインします。

 

管理ページへ接続してみると、どうやら管理ページ自体がブリッジモード用になっているみたいです。

詳細設定ではルータ機能に関わりそうな項目も設定できるようなので、もしかするとトップページがちょっと変わっているだけかもしれないですけど、でも WAN 設定の項目がなかったりして PPPoE 設定が出来ないので、やっぱりちょっと違っているみたいでした。

 

初期状態でそのまま接続してしまうと、無線 LAN を誰でも利用できてしまう状態なので、まずはその辺りの調整をしておきます。

管理サイトの 「機能設定」 で、「無線」 の 「無線 LAN の暗号化を設定する」 を選択します。 ここで暗号化の設定をすれば、覗き見される可能性が低くなるほか、接続の際にパスワード等が必要になるので、予期しない利用を抑えることができます。

設定できる暗号化は WEP, WPA, AES といったものがあるようですけど、以前に Victor 社のノートパソコン InterLink MP-XP741 が、単純な設定ミスなのかどうなのか、WPA で上手く接続できなかったことがあったので、今回も基本的な暗号化である WEP を設定することにしました。

WEP 暗号化キーの種類を選んで、使用したいキー番号のところへ設定の際に使用したい WEP キーを入力します。Mac mini の AirMac では WEP キーは 1 番しか指定できないような感じがあったので、WEP 暗号化で AirMac を検討している場合には、キー番号を 1 にするようにしておくのが良さそうです。

そして設定して Air Station を再起動すれば、無線 LAN の暗号化が有効になります。

 

また、設定しなくても大丈夫ではありますけど、無線 LAN の名称分けに使用する SSID も調整しておくことにします。

管理サイトの 「詳細設定」 から 「管理設定」 へとたどって、「802.11g」 のなかの SSID を設定します。 ここに任意の文字列を設定しておくことで、どの無線 LAN を使用しようとしているのかとかがわかりやすくなります。

 

この SSID を指定して、暗号化に必要な情報を設定することで、無線 LAN に参加することが出来るようになります。

これだけ設定しておけば、とりあえずは普通に利用しても問題ないとは思いますけど、このままだと無線 LAN の自動検出機能を利用して SSID を誰でも参照することが出来てしまいます。もちろん暗号化のキーまでは判らないので、簡単に利用されてしまうことは無いのですけど、でもわざわざ知らせる必要もないでしょうから、その辺りを非表示にするようにしてみます。

この設定は簡単で、管理サイトの 「無線設定」 の 「無線セキュリティ」 機能から 「ANY 接続」 チェックをはずします。こうすることで、無線 LAN の自動検出を行っても SSID が表示されずに済むようになります。

ただし当然、自動的には検出されなくなりますので、この無線 LAN に参加したい場合には、参加の際に SSID も手で入力する必要があります。


 

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