[ HARDWARE REPORT ]

Plat'Home

コンパクトサーバー OpenBlockS266 を最新の初期状態に整えてみる

2011/01/14 Tomohiro Kumagai

□ OpenBlockS266

Plat'Home 社の OpenBlockS266 というコンパクトサーバーを 2004/03/13 に購入していました。

Linux が動作するサーバーで、ここ数年は利用する機会もなかったのですけど、ここにきて OpenBlockS を利用することになりそうになってきたので、初期状態に戻しつつ、最新の状態にしてみることにしました。

以前に利用していた時の記事は 手のひらサイズのコンパクトサーバ OpenBlockS266 を使ってみる OpenBlockS266 をハードディスクから起動させる に記していますので、必要に応じてそちらも眺めてみてください。

 

□ OpenBlockS266 のファームウェアを更新する

ファームウェアのアップデートには、OpenBlockS266 と同一のネットワークに接続されたパソコンが必要になります。

まずはそのパソコンに、ファームウェアを http://www.plathome.co.jp/support/labo/obs266/ からダウンロードしておきます。今回は、平成 23 年 1 月 14 日時点での最新である 0.4-RELEASE-20101206 の (sendmail 無し, IPv4 版) をダウンロードすることにしました。

最初は bind 無しの方をダウンロードしてみたのですけど、それはなぜかアップデートの際に "file size exceeds MAX kernel SIZE" と言われてしまうため、それよりも容量の少ない sendmail 無しの者を使用することになりました。

 

さて、続いて、OpenBlockS266 を初期状態で起動します。

初期状態で起動するためには、OpenBlockS266 に INIT ボタンを押しながら電源ケーブルを接続して、インジケーターの 2 が点灯するまで INIT ボタンを押し続けることで、ファームウェアの初期状態で OpenBlockS が起動します。

このように INIT ボタンを押して起動しても、今回だけ設定ファイルが読み込まれないだけであって、次回起動時には通常通り起動するようになっています。

 

OpenBlockS266 が初期状態で起動したら、まずは root 権限でログインします。

初期状態で起動した場合は、root 権限のパスワードは "root" になっていると思います。また、IP アドレスは eth0 が "192.168.253.254" で、eth1 が "192.168.254.254" になっています。

パソコンの方も IP アドレスを 192.168.253.10 等に変更した上で、FTP を用いてダウンロードしたファームウェアをアップロードします。

例えば、ファームウェア "zImage.initrd.treeboot-product-bind" を C:\temp フォルダーに保存していた場合には、次のような流れでアップロードを行います。このとき、アップロードするユーザーアカウントは "user1" を使用します。パスワードは既定では "user1" になっています。

ftp 192.168.253.254

put zImage.initrd.treeboot-product-bind

"user1" アカウントで FTP 転送を行うと、ファームウェアファイルは "~user1" ディレクトリーにアップロードされていると思います。

ここで、次のようにして、OpenBlockS266 のファームウェアアップデートを実行します。

/usr/sbin/flashcfg -f ~user1/zImage.initrd.treeboot-product-bind

ここで "file size exceeds MAX kernel SIZE" というメッセージが表示されてしまう場合には、入手したファームウェアファイルの容量が、その OpenBlockS には大きすぎるということを表しています。

その場合は、適用するファームウェアを、より容量の小さいファームウェアファイルに変更する必要がありそうでした。

 

ともあれこれでファームウェアの更新が完了すれば、後は OpenBlockS266 を再起動することで、新しいファームウェアで起動されるようになります。

次のコマンドを実行することで、OpenBlockS266 を再起動することができるようになっています。

reboot

 

□ OpenBlockS266 の設定内容をリセットする

ただ、自分の環境では、それまでハードディスクからの起動設定にしていたせいなのか、OpenBlockS266 の再起動をしてみたところ、ハードディスクで起動して、"/etc/rc.sysinit" のところで "668 Segmentation fault /sbin/mount -n -v -o remount,rw /" というエラーが発生してしまいました。

そこで、もう一度 INIT ボタンを押しながら初期状態で起動した上で、今度は次のコマンドを実行して、設定ファイルも初期化しておくことにしました。

/usr/sbin/flashcfg -d

また、ハードディスクをルートデバイスとしていたので、次のようにしてこれを RAM ディスクに戻します。

/usr/sbin/flashcfg -c initrd

これで OpenBlockS266 を再起動すれば、現在のファームウェアの初期状態で起動されるようになりました。

 


 

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