[ LIFE REPORT ]

家電製品

TOSHIBA 製の LED 電球 LDA6L を試してみる

2010/07/08 Tomohiro Kumagai

□ LED 電球の使い心地を試してみる

先日、洗面所の E26 口金の 60W 形白熱電球が切れたため、気になっていた LED 電球を試してみることにしました。

値段としては、平成 22 年 7 月 7 日現在では、LED 電球はおよそ 2,800 円くらいが主流のようで、白熱電球の 10 倍くらいになっています。電球型蛍光灯が 1,500 円ほどで購入できることを考えても、LED 電球の割高感は否めません。

そのかわり、電気代は LED 電球だと白熱電球の 1/10 ほどと、電球型蛍光灯が白熱電球の 1/4 ほどというところと比較しても、長時間使用するには魅力的な金額です。

また、寿命の面でも、白熱電球が 1,000 から 2,000 時間なのに対して、今回購入した LED 電球 TOSHIBA LDA6L は 40,000 時間と、数字上は 20 倍以上になっています。ちなみに電球型蛍光灯の寿命は 6,000 から 13,000 時間程度になるのだそうです。

 

今回は洗面所ということもあり、そこまで長時間つけることもないのですけど、それでもいちど試してみたいところもあったので、購入してみることにしました。

LED 電球を購入するに当たり、"明るさ調整機能付きの器具では使えない" といった注意事項はよく聞きますが、他にもいくつかの注意事項が記載されていました。TOSHIBA LDA6L では、"絶対に使用しないでください" として、次のような注意事項が、外箱の目立つところに記載されています。

  • 明るさ調整機能のついた電球器具や回路(100% 点灯時も不可)
  • リモコンの付いた電球器具や回路(適合表示器具を除く)
  • 誘導灯・非常用照明器具
  • 密閉形または密閉に近い器具(適合表示器具を除く)
  • 水銀灯、ナトリウムランプ、メタルハライドランプなどの HID ランプ器具
  • 断熱材施工器具(適合表示器具を除く)
  • ランプと反射板の隙間が狭い器具
  • 水滴などがかかる場所
  • 直流電源

こうしてみると、意外と使えない場面が多いことに気づきます。

今回の洗面所は、電球がすっぽり収まる半透明の円形の蓋をかぶせる構造になっていて、これはどうやら "密閉形" に当てはまってしまうようでした。

他に使える場所がないかと見渡してみても、玄関は明るさ調整機能付きですし、部屋のダウンライトも、トイレの電気も明るさ調整機能付き器具に該当するような感じです。お風呂場も水滴などがかかる可能性があることと、密閉形だったためダメでした。唯一、階段を照らしている電気が、光源が目に入らないように覆うカバーがあるものの、上下は覆われていないので、おそらく密閉に近い器具に該当しないだろうとは思いますが、ここは E17 口金タイプだったため、今回購入した LED 電球を使用することはできませんでした。

そんな感じから、今回は他に利用できる場所がひとつもなかったことから、とりあえず密閉カバーを外した状態で電球を利用してみることにしたのでした。

 

実際に明かりを灯してみると、その色合いは今までの白熱電球とはずいぶん違って感じる色合いでした。

白熱電球をオレンジ色と例えるならば、今回の TOSHIBA LDA6L の色合いは、温かみのある白、爽やかなオレンジ色といった具合でしょうか。電球色相当という表現で箱に謳われていますけど、一般的な白熱電球とは程遠いようにも感じます。化粧台だったり食品を照らすなどの、白熱電球のような自然な優しい色合いを求める場面では、これは少し不向きなのかもしれません。

また、全体的に暗くなったのが分かります。

LED 電球の特徴として "付けてすぐに明るい" というのをよく耳にしますけど、スイッチを入れてすぐに最大の明るさでも、それが暗くてはあまり意味のないような気がします。例えるならちょうど、リビングにある一般的な 2 輪の蛍光灯で、今まで 2 本とも付けていたのを 1 本にしたくらいの違いです。

狭い感じの洗面所ですが、それでもそれくらいの薄暗さを感じるようになりました。慣れてしまえばそのうち感じなくなるとは思いますけど。

他のもう少し高い LED 電球では、明るさを謳ったものがあるのでそちらならもっと明るいのかもしれないですけど、今回購入した TOSHIBA LDA6L で感じる限りでは、この製品が "ランプ単体の直下照度が 60W 形電球相当", "ランプ単体の明るさが 30W 形相当" という表記になっていましたが、これだと、60W 形 (100V54W) の白熱電球と比べて明らかに、空間を照らす性能が落ちる様子は否めません。

 

ところで、そういえば注意事項はいっぱいあるけれど、なぜそのような注意事項が生まれたのかが気になりました。

明るさ調整機能の付いた器具については、箱の蓋を空けたところに "破損・発煙の原因" になるとのことでした。インターネットで調べる限りでは、そういった事故の事例は出てこない感じでしたけど、実際にそうなると危険なので、これはあまりしない方が賢明なのかもしれません。

もう一つの、密閉形またはそれに近い器具については、想像するに、これは LED 電球が発する熱に起因するような感じです。

LED 電球は "熱くない" と日常ではよく耳にしていましたが、それはどうやら、LED から発せられる光が熱くないということのようです。LED 電球の光には紫外線や赤外線が含まれないため、照査された物体が色褪せたり加熱したりするのを抑えられるようなのですが、LED 電球自体は大きく発熱しています。

厳密には、明るく輝く電球自体はそれほど熱くならないのですが、筐体半分から付け根にかけての銀色の部分が強く発熱します。

この銀色の部分は "ヒートシンク" といって、LED 電球内部で発生した熱を外気に発散させるための装置だそうで、これを通して中の熱を外へ逃がすことで、LED 電球の製品寿命を保つ構造になっているのだそうでした。つまりそれだけ、電球内の電子回路が発熱してそれが室内の空気を暖めることになるので、一概に、LED 電球の方が涼しいとも言えなさそうです。

 

それでは実際にどれくらいの温度になるか、LED 電球を 1 時間程つけた状態でそれに触ってみました。

そうしたところ、電球面は触ってもほのかに暖かい程度となりました。白熱電球はすぐに触れないくらいにまで熱くなるので、これはずいぶん大きな違いです。

それとは裏腹に、ヒートシンク側はというと、パソコンのハードディスクよりも熱いくらいになっていたので、50 ℃ から 60 ℃位にはなっているでしょうか。さすがに 1 日中付けている電球型蛍光灯よりは熱くない感じでしたけど、それでもそうそう触っていられる温度ではないことだけは確かです。

以上のことから、密閉形の照明器具の場合には、この熱の逃げ場がなくなることが、使用を禁止する理由になっているのではないかと思います。せっかく高い長寿命電球を買ったのですから、気分的にもあまり無理して密閉形の照明器具に取り付けるのは避けたいように思います。

 

そんなこんなで、いざ LED 電球を購入してみた感想としては、現時点ではいろいろと気を使う点が多くて使いにくいという感じでしょうか。

電気代が安いのは魅力的ですけど、長時間電気を付けておく場所といったらリビングですけど、リビング向けの LED ライトとなるとまだまだ高価ですし、あくまでも今回の LED 電球を使った印象としては、どこまで理想的な明るさが得られるのかも少し心配なところです。

それ以外の場面としては、トイレも洗面所も、1 日の間でそれほど長くつける場所ではないため、わざわざ高価な LED 電球を選ぶ必要はなさそうです。

 

これらのことから結論として、よほど LED 電球ならではのメリットを活かせる場面でなければ、電球型蛍光灯でも十分なように思いました。

LED 電球が安くなって来ればまた違うでしょうけど、今の時点では電球型蛍光灯は比較的手ごろな値段で電気代も安く、明るさも今までは不安を感じたことがないので、こちらの方が LED 電球よりも使いやすいように思います。

ただ、電球型蛍光灯は冬場に照度が落ちるらしいことと、頻繁な ON/OFF により寿命が短くなるらしいので、頻繁に ON/OFF する洗面所やトイレなどでは、白熱電球か LED 電球の方が良いかもしれません。センサーで自動消灯する照明器具においては、白熱電球がいちばん扱いやすく経済的かもしれないです。


 

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