トヨタ・アクアを購入しました。

LIFE REPORT


車を買い換えることになりました

プリウスから AQUA へ

これまでは、トヨタの初代プリウス NHW11 (2000 年後期モデル) に乗っていました。

この車は、免許を平成 19 年に取得してすぐに中古で購入した自動車です。

平成 12 年に初度登録された車ですけど、走行に関わるような故障はひとつもないし、愛着もあるし、乗り心地には十分満足していたのですけど、兄弟に車が必要になったことや、もう 12 年も頑張っている車でそろそろ安全面も気になりだすかもしれないので、新車を考え始めました。

〜 モーターショーの記事に掲載されていた写真 〜

ぜんぜん違うデザインですけど、
当時はこれくらいしか外観が見られませんでした。

とはいえ、自分の頭の中にはプリウスの最新型くらいしか頭になくて、それにはちょっと予算がなくて考えあぐねていたところ、お世話になっているトヨタの営業さんから小型ハイブリッドカー AQUA の登場を聞き、それを購入することにしたのでした。

 

ただ、平成 23 年の 10 月頃にその話を聞いた時には、まだ情報が営業さんにもほとんどなくて、ネット上で「プリウス C」と噂されているくらい。

車の姿も、実際のものとはずいぶん違う、モーターショーで登場したときの写真がネット上でわずかに見られる程度でした。

 

それからしばらくして 12 月頃に先行予約が開始されるとなった段階でも、まだほとんど満足な資料が揃わない感じでした。あるものといえば手書きの値段表と、メーカーオプションについての説明が最小限に記載された社内用カタログくらい。

車の名前も「スモールハイブリッド」と呼ばれていて、当然のように展示車もなければ、カタログにも車のおおよその外観写真がある程度で、お世辞にも満足に検討できる状況ではありません。

それでも、カタログで外観を見られたのは大きいくて、ここでようやくアクアが、プリウスを少し短くつぶしたような印象であることを知りました。

 

カタログは持ち帰れないとのことなので、最小限を記憶に留めて、自宅でゆっくり検討です。

実車も見られず、車名も知らないまま、先行予約へ

〜 最終注文時に貰ったカタログより 〜

先行予約時にはいまひとつ車の実体が掴めなかったので
ここでは白黒の写真をえらんでみました。

平成 23 年 12 月 12 日には先行予約の発注をしないと、納車が 4 月以降になってしまって、自動車減税が受けられないかも(延長されたようですけれど)とのことだったので、ぎりぎりの予約前日に購入することに決めました。

先行予約と言っても、車の色やメーカーオプションはこの段階で決めておかないといけません。

 

特に車の色は、実車も見れないままに小さなパネルで選択しないといけなくて、なかなか難しいところでした。

しかも後で色を変更しようとすると、いったん注文をキャンセルする形を取らないといけないとのことで、そうなると納車が大幅に遅れてくるとのことでした。

 

いろいろ悩んだ挙句、選択した車体とオプションは、次のような感じになりました。

  1. S グレード (色:シルバー, 内装:フレッシュグリーン)
  2. スマートエントリー … 初回生産分には必ず搭載されるとのことで、選択の余地なしでした。
  3. オーディオパッケージ … 無くてもいいとも思ったのですけど、流れでつけることになりました。

それと ETC とフロアマットを付けて、値引きは 3 万円、合計 202 万円になりました。

S グレードのカタログ価格は 179 万円なので、それほどオプションを付けていなくても、諸経費を含めると結構な金額になりますね。値引きはどうしても 3 万円までになってしまうとのことで、今回は下取り車も無いので、これ以上の値引く余地なく、購入する運びとなりました。

後で知った、排気熱回収器

他にも 「ビューティーパッケージ」 という、ナノイーやシートヒーターといった機能が合わせられたパッケージもありましたけど、ナノイーはエアコンのファンを動作させる必要があること、シートヒーターは無くてもエアコンですぐに温まってしまうだろうし、もし壊れた時に直さないで乗り続けるような気がしたので、やめておくことにしました。

ただ、ビューティーパッケージにはもう一つ、「排気熱回収器」 というのがあることを後で知ったのですけど、こちらはあると暖房性能の向上と冬季の燃費向上が期待できるのだとか。

この 「排気熱回収器」 は、10,500 円の 「寒冷地仕様」 にも含まれているらしく、ネットで調べると 『これは欲しい』 という意見も幾つか見られました。確かに、注文の時に知っていれば、付けようかどうか迷っていたかもしれないですね。

正式名称 AQUA 発表

それから程なくした 12 月 26 日、注文した 「スモールハイブリッド」 は、「アクア」という名前で正式発売されました。

その午後にはカタログがトヨタに届いたそうで、営業さんがわざわざ家まで持ってきてくれて、ここで初めて車の詳細を、満足に手元で確認できるようになりました。

内装の細かい作りとかも、このときに初めて見られた気がします。

 

名古屋のショールームで AQUA を眺める

展示車両に存分に触れる

そして トヨタ 「アクア」 が正式に発売された翌日、名古屋を訪れる機会がありました。

名古屋にはミッドランドスクエアという高層ビルがあって、その 2F には 「トヨタ自動車ショールーム」 が入っています。そんなことは考えずに名古屋を訪れたのですけど、向かう途中でそういえばショールームがある事に気が付いて、せっかくだから購入した車の下見を (順番が逆な気がしますけど) することにしました。

 

さすが発売直後の主力商品だけあって、ショールームには 2 台のアクアが展示されていました。

〜 発売後に公開された公式サイトより 〜

展示車と同じ "イエロー" と "クールソーダメタリック"

色はイエローとクールソーダの 2 色で、L グレードと S グレード(フレッシュグリーン) が用意されていて、昨日に初めてカタログで見たばかりの真新しい車の、外観をひたすら眺めてみたり、運転席に乗ってみたりして、存分にアクアに触れることができました。

 

販売店オプションは、車両登録ぎりぎりまで変更できるとのことで、「ワイドインナーミラー」 や 「フェンダーランプ」 といったところが気になってはいたのですけど、それを装備した展示車はありませんでした。

とりあえず標準ミラーで見える範囲を確認したり、運転席から見える景色や、その他のオプション、たとえばトランク上部を覆う 「トノカバー」 がなかったときにどれくらいトランク内が外から見えるのかとか、いろいろ何度も確かめて、ようやく 「アクア」 という車の実感が沸いてきたような心地です。

とりあえず 「トノカバー」 は、S グレードのようなプライバシーガラスであれば、懸命に覗き込んでもトランク内は窺えない感じですね。

 

また、ショールームには 「アクア」 のミニカーが全色揃って並べられていて、これがもし注文時に販売店にもあれば、もう少し色を決めやすかっただろうと思うと、そこが少し残念でした。

その気になればミニカーくらい、先行予約開始に合わせて全店舗に全色を用意できても良かったと思うんですけどね。

 

AQUA に試乗する

思ったより広めな空間、静かで走り具合もいい感じ

それから 平成 24 年が明けて、試乗車がお店に届いたとの連絡が入りました。

「アクア」 の注文も終わってしまって、乗ったから何が変わるわけでもないのですけど、せっかくですし乗せてもらうことにしました。

 

試乗車は S グレードで、ボディーカラーはグレーメタリック、内装はクールブルーです。

グレーメタリックという色は、重みがあってなかなか綺麗な色合いですけど、もしかすると夜間は闇にまぎれて見えにくくなるかもしれないです。

〜 注文後に貰った AQUA カタログより 〜

試乗車と同じ "グレーメタリック"

乗った感じは、先日に名古屋のショールームで触れた心地よりも、車内が広く感じられたような気がします。

ショールームでは、荷物や上着がかさばっていたり、プリウス PHV やカムリと乗り比べたせいもあってか、車内が少しだけ狭く感じた気がしますけど、実際に乗って運転してみると、十分な空間は保たれている感じです。

乗り心地も、小型になっても以前の初代プリウス (NHW11) と同じように快適で、心配していた運転席からのぞいた視野も、初代プリウスほどでは無いにしても、十分広く見渡せます。ハンドルも軽くて滑りにくいし、小型車らしく狭い道も操作しやすくて、なかなかいい感じでした。

 

ハイブリッドシステムについては、初代プリウスで馴染んでいたので、相変わらず静かで良い心地です。ブレーキも初代プリウスにもまして良く利きますね。

気になった点としては、まず、ルームミラーから眺める景色が、今までよりも見晴らしが悪いような感じなのと、サイドミラーが小さく三角すぎて、ちょっと見えにくかったところでしょうか。

それと、初代プリウスにはあった左足の足を置く場所がなかったのと、アクセルを踏むときに置くの壁か何かにつま先が当たって、最初はなかなかうまくアクセルを踏み込めませんでした。感覚としてはないのですけど、やっぱり運転席周りも少し狭くなっているのかもしれないですね。

 

試乗も終わり、総合的には満足の行く仕上がりでした。

迷っていた 「ワイドインナーミラー」 はとりあえず、付けて試してみようかなという気分ですね。

 

納車は 2月末日ごろ

納車予定は 2月の下旬

試乗を終えて数日経って、車の納車の見通しが、いよいよ立ってきました。

先行予約の甲斐あって、岩手工場での完成が 2月 15日過ぎ頃になるとのことでした。納車はそれから 2 週間以内、2 月下旬にはできる見通しだそうです。全国ではぽつぽつと納車は始まっているようですけど、2 月下旬での納車予定は、思ったよりも順調な感じなのだそうです。

また、3 月登録分の車までに適用される自動車補助金が決定したとのことで、今回の 「アクア」 もその対象になるとのことでした。

 

そうなると、後は納車を待つばかり…の前に、車両登録の前に搭載するオプションを決定しておかないといけないんですって。

車のオプションってどれもなんだか高いですよね。なんだかんだでずっと迷っていたのですけど、いよいよ思い切って、オプションの決定です。最終的には次の構成で変更注文することにしました。

  1. S グレード (色:シルバー, 内装:フレッシュグリーン)
    色を変えると注文し直しで納期が遅れるとのことなので、変更の余地なしです。
  2. スマートエントリー
    初回生産分には必ず搭載されるとのことで、選択の余地なしでした。
  3. オーディオパッケージ
    無くてもいいとも思ったのですけど、流れでつけることになりました。こちらも納期の都合、変更の余地なしです。
  4. コーナーセンサー (4 コーナー)
    6 万円もしましたけど、もしぶつけたらそれくらいでは済まなそうなのでつけてみました。
  5. フロアマット (ベーシック)
    営業さんに 『つけておきました!』 と軽やかに言われて、その流れでつけてみました。
  6. ワイドインナーミラー
    初代プリウスに乗っていたときに 「ルームミラー狭いね」 と言われて気になっていたので、試しにつけてみることにしました。眩しさを自動で軽減する機能がついているそうです。
  7. ETC (ベーシック)
    どれほど有料道路に乗るかはわかりませんでしたけど、便利そうだし、興味があるのでつけてみました。
  8. ドライブレコーダー (ドライブマン 720S)
    衝撃検知はないですけど、常時録画タイプで画像が綺麗らしいのでこれにしました。エンジン停止後 3 時間の録画もできるらしいのが魅力です。

〜 販売店で頂いたアクア・ミニカー 〜

初めて手に入れた実物 (?) のアクアです。

最終的にはこのオプションで、合計 212 万円になりました。

S グレードのカタログ価格は 179 万円ですけど、やっぱりこれくらいの価格になってしまうんですね。

カーナビは iPhone でやろうと思うので付けていないのですけど、普通にそれを付けたとしたら、もう少し高くなってしまうのでしょう。

 

最後に 「グラスシーラント」 という新車ボディーコートも薦められましたけど、5 万円と高かったので、予算の都合で今回は見送ることにしました。

でもこのボディーコート、防汚効果も高くて 5 年間の保証もあるらしく、良さそうな感じはするんですよね。

少し迷いましたけど、今回は、新車が普通の状態でどれくらい綺麗さを保つかどうかを試してみようと思います。というのも、今乗っている初代プリウスも、とてもきれいに見えるんですよね。ボディーコートはまた次の新車のときに考えるとします。

 

そんな感じで覚悟を決めて、オプションも決まったし、後はただ、納車の日を心待ちにするばかりです。

変更の注文が終わって、アクアのミニカーを頂いて、いよいよアクアという車の実感が強く沸いてきました。

 

納車日が決まりました

それからしばらくして、工場完成予定の 2 月 15 日を過ぎた 19 日に、トヨタの営業さんより連絡が入りました。

岩手工場でアクアが完成したそうで、そこから 2 週間くらい先の日取りで、3 月 1 日に納車の運びです。

販売店の方針なのか、先行予約のアクアだからか、それとも新車というのはそういうものか、アクアを自宅まで持ってきてもらうのは何かあったときに大変とのことで、営業さんに家まで迎えに来てもらうことになりました。

車両保険を検討する

それから最後に、トヨタで車両登録してくれた頃合いでしょうか、任意保険の調整を行いました。

納車前日の 2 月 29 日に、加入中の任意保険の車両入れ替えということで、3 月 1 日の午前 10 時で初代プリウスからアクアへ切り替え、それと併せて車両保険を追加することにしました。

 

車両保険はいくらにかけるか少し迷いましたけど、最終的には一般タイプで最低ラインの 160 万円にすることにします。

理由としては、全損でも部分損でも最大で 160 万円の保険が下りることと、1 年のうちに 2 度目以上の適用については 10 万円までは自己負担となることなどから、完全にもしすぐに車を全損してしまった時に頭金に当てられれば、といったところです。

 

車両保険って、結局のところなかなか使いどころが難しそうな感じですね。

2 回目以上が 10 万円の自己負担ということは、それ以下の修理代の場合は 1 年間で 2 回目以上は無意味ですし、保険を使えば等級が下がって保険料が上がるしで、ついつい迷って 1 回目さえ、結局使うのをためらってしまいそうな感じもします。

それに営業さんが言ってましたけど、保険会社が全損を認めたがらないところもあるらしくて、認めてもらうための手続きとかがなかなか煩雑なのだとか。

 

そんなこんなで車両保険は結局のところ、万一のことで自損または他損で車がなくなってしまう場合に備えてかけるお金になりそうです。

自分の場合はとりあえず、ローンが多く残った段階で車を失くしたときの買い替え資金に充てるための、いわば車の生命保険な感覚で、最低額ので契約してみることにしました。

 

1 ヶ月点検を迎えて

それから 1 ヶ月が過ぎて、我が家のアクアも 1 ヶ月点検の季節になりました。

慣らしもかねて 1 ヶ月ほど、積極的に運転をしていると、購入前や試乗だけでは見えなかった様子が見えてきたので、その辺りを アクアの一ヶ月点検を迎えて のページにまとめておくことにしました。