Microsoft Money 2006 の資産を詳細モードに変更する

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資産の設定: 詳細モード

Microsoft Money 2006 では、MSN マネー残高照会サービスによって登録された資産情報は、最初は "標準モード" として取り扱われます。

この "標準モード" というのは、MSN マネー残高照会サービスによって取得した Money 電子明細を基本的に重視した資産の管理方法です。取り込まれた明細情報に簡単な費目や取引名称の変更などこそ出来るものの、日付や金額等の微調整、分割費目の設定などはできません。ただし、調整として新規の取引を登録することは出来るようです。

全ての口座をこの MSN マネー残高照会サービスによって管理している場合には、特に詳細なレポートを必要としなければ問題なくとても快適に利用することが出来るのですけど、詳細な情報を入力したい場合には、取り込まれた Money 電子明細に縛られない "詳細モード" を利用する必要があります。

 

特に現金資産を管理したりとか、MSN マネー残高照会サービスに対応していない口座を持っていたりすると、資産間で移動を行ったときに少し不都合が出てきます。

というのも、どうやら Money 電子明細で取得した情報は "標準モード" ではその費目を "資産間移動" とすることが出来ないようなため、金額的にはつじつまを合わせることはできても、費目別レポートなどを出力したときなどには、それらは支払いや入金として取り扱われてしまうことになるのでした。

そこで今回は、Money 電子明細によって取り込んだ情報の費目を "資産間移動" に変更したりできるように、口座を "標準モード" から "詳細モード" へ変更してみようと思います。

 

資産を "詳細モード" に変更する

Microsoft Money 2006 のメニューから 【資産と口座】 を選択します。

そして資産の一覧に表示されている項目から、変更したい資産を選択します。そうしたら左側のメニューから "資産の設定の変更" を選択し、[明細] の項にある "取引明細 (詳細) への切り替え" リンクをクリックします。

そして、表示された "資産の設定" ダイアログボックスの 【取引明細 (詳細) を使用】 ボタンを押すと、続いて全ての資産を詳細モードに変更するかどうかを尋ねられるので、この資産のみを詳細モードにしたい場合には "いいえ、この資産だけを取引明細 (詳細) に切り替えます。" を選択し、全ての資産を詳細モードにしたい場合には "はい、全ての資産に取引明細 (詳細) を使用します。" を選択してあげれば設定完了です。

これによって Money 電子明細によって取り込まれた情報を、自由に編集することが可能になりました。