[ SOFTWARE REPORT ]

DOS/V

Windows XP Professional Beta2 のインストール

2001/08/24 Tomohiro Kumagai

□ Windows XP

Windows XP は、Microsoft 社が開発した Windows 2000 の次のバージョンに相当する Windows です。

Windows XP の日本語版は、今年の11月ごろに発売されるそうです。今回のインストール実験に使用するものは、MSDN (Microsoft Developer Network) に付属してきた Windows XP のテスト版である Windows XP Professional Beta 2 です。Windows XP は Windows 2000 と同様、NT の安定性を継承していますので、安定性はなかなかなものです。

もともと僕は Windows NT 系が好きなので、この Windows XP もどんな感じに仕上がっているのか興味がありました。特に、Windows XP はデスクトップ環境も使いやすく改良されたようで、そのあたりも注目ポイントです。

そのほかにもうひとつ興味深いことがあって、それは Windows XP からは、違法コピーを防ぐための措置がとられているということです。詳しい仕組みはわかりませんけど、プロダクトキーとハードウェア構成から正当な使用か否かを判断する仕組みが盛り込まれているそうです。

個人的に違法コピーは嫌いなほうなので、このあたりにも興味があったりします。Windows XP が発売された後でこの機能が世間をどうにぎわすか、そのあたりも興味あったりして…。

 

□ ハードウェア構成

今回のインストールに使用したハードウェア構成を簡単に書くと、TSUKUMO 電機 のメーカーオリジナルマシンに次のようなデバイスが搭載されています。

このような感じです。本当は LAN カードは Planex 社の FNW-9700-T Ver.B を使用していたのですけど、Windows XP Beta 2 上でトラブルに見舞われたため交換しました。詳しくは記事の中で書きます。

 

□ インストールの始まり

Windows XP Professional Beta 2 の CD-ROM をドライブに挿入してコンピュータを起動します。

CD-ROM からのブートに対応しているので、そのまま青い画面が現れて、Windows XP Professional Beta 2 のセットアップが始まりました。画面にはコードネームが使われて、”Windows Wistler Professional セットアップ” と表示されています。

「開始」 → 「ライセンス契約」 と進んでいくと、続いて使用するキーボードの選択画面になります。今回使っているキーボードが日本語109キーボードだったので、画面の指示に従って 「全角/半角」 キーを押しました。

次に Windows XP をインストールするパーティションの選択です。インストールしたい領域を選択して次へ進みます。そしてディスクの初期化です。初期化方法を選択することができます。Windows XP の機能を十分に発揮させるためには NTFS フォーマットでディスクを初期化する必要があります。なので、今回は NTFS を使ってディスクを初期化するように選択しました。

パーティションの初期化が終わっていくらかのファイルがハードディスクにコピーされると、コンピュータが再起動して、本格的なセットアップが始まります。

 

□ セットアップの開始

再起動後、真っ黒い画面に Windows Wistler のロゴが表示され、しばらくするとセットアッププログラムが開始されます。始まってみるとなんだか Windows 98 のときのセットアップを思わせる画面でした。

しばらくの間、なにやら自動でインストールが行われて、それが終わるといろいろな情報の入力作業が始まります。

 

地域と言語のオプション

地域情報や使用言語の設定を行います。ディフォルトで日本の情報が設定されているので特に変更する必要はないと思います。

 

ソフトウェアの個人用設定

Windows の所有者情報を設定します。名前と組織名のところに、適切な情報を入力します。

 

プロダクトキーの入力

おなじみの(?) プロダクトキー入力です。Windows XP の場合、このプロダクトキーがけっこう重要なものとなるようなので、ちゃんとしたプロダクトキーを入力するように気をつけましょう。

 

コンピュータ名と Administrator のパスワード

このコンピュータにつける名前を入力します。また、Windows XP はセキュリティが念頭にありますので、”管理者” という立場のユーザアカウントが存在します。そのアカウント用のパスワードもここで設定します。

 

日付と時刻の設定

このコンピュータに日付の情報を設定します。

 

これらの入力が終わると、続いてネットワークコンポーネントなど、そのほかのインストールが行われます。20分くらいかかるようですけど、この間、特に何かを入力するという必要はないので、ほうっておいても大丈夫でしょう。

これが終わると、コンピュータが再起動されて、最終設定に入ります。

 

このコンピュータをほかのユーザと共有しますか

すこし重要な設定のようにも思えますけど、要は、”ここでユーザアカウントを作成しますか?” と尋ねられているようです。特にその必要がなかったので 「いいえ」 を選択しましたが、だからといってこのコンピュータを複数のユーザで使うことができなくなるわけではないようです。

これでセットアップは完了です。

「完了」 ボタンを押すと、いよいよ Windows XP Beta 2 のデスクトップとご対面となります。

 

□ ちょっと使ってみる

Windows XP Professional Beta 2 が起動すると、まずはログオン画面が現れました。

ログオン画面には Administrator と Guest からアカウントを選択できるようになっています。このうちの Administrator というのがいわゆるシステム管理権限が与えられたアカウントで、ソフトウェアやハードウェアなどをインストールするといった作業を行うときには、このアカウントで作業する必要があることが多いです。

とりあえず、この Administrator アカウントでログオンしてみることにします。パスワードはセットアップ中に設定したパスワードを入力します。

 

ログオンしてデスクトップが現れました。

ちょっとばかし、インストールされているアプリケーションを起動してみましたが、確かに新しいデスクトップ環境なのですけど、見栄え的にはそれほどあたらしいとは感じなかったです。

単純にスキンが変更されただけっていう感じで、事前にインターネットで調べたときには、Mac OS X のまねじゃん、というような記事があっただけに、別に Mac OS X っぽくもないよなぁ…、なんて思ってみたりして。

 

まぁ、見た目はとりあえずいいとして、まず、デバイスがちゃんと認識されているかとかを調べてみることにしました。

「スタート」 → 「コントロールパネル」 から、「パフォーマンスとメンテナンス」 → 「システム」 を選択します。そして表示されたダイアログの 「ハードウェア」 というタブの中から 「デバイスマネージャ」 をクリックすると、認識されているデバイスを知ることができます。

調べてみると、Ethernet Adapter がうまく認識できていないことがわかりました。

上記でハードウェア構成について触れたときに少し書きましたけど、はじめに搭載していた Planex 社の FNW-9700-T が認識できていませんでした。それ以外のハードウェアは、ちゃんと自動的に適切なデバイスドライバが組み込まれたようです。

 

□ Ethernet Adapter のインストール

とりあえずネットワークにつなげないとどうしようもないので、Ethernet Adapter のインストールを行うことにしました。

Planex 社のホームページへ行ってデバイスドライバを探してみましたけど、さすがに Windows XP 用のデバイスドライバはないようです。

まぁ、Windows 2000 用のデバイスドライバでも動くでしょう、ということで Windows 2000 用のデバイスドライバをダウンロードしてみることにしました。このおかげで、後ほど3時間を無駄に過ごすのですけど^^;

 

デバイスマネージャから、「?」 マークのついている 「イーサーネットコントローラ」 をダブルクリックして選択します。そして現れたダイアログの 「ドライバの再インストール」 を選択します。「一覧または特定の場所からインストール」 を選んで、持ってきたデバイスドライバの Windows 2000 用のものが保存されているフォルダを選択します。

すると、Windows XP で正常に動くかの確認が取れていないことを示すメッセージが表示されましたが、これをインストールする以外になかったので 「続行」 ボタンを押しました。

そしていざ、デバイスドライバのインストールが始まったのですが、10分くらいたっても一向に終わる気配がありません…。しかたなく Ctrl + Shift + Esc キーを押してタスクマネージャを起動して、とりあえず応答不能になったシステムを強制終了してみることにしました。

それでも、待てども待てども一向に終了できる気配なしです。30分以上経過してもダメ。しょうがないので、タスクマネージャから 「再起動」 を選択しました。コンピュータごととりあえず再起動してしまおう、ということで…。

しかしこれまた、待てども待てども一向に再起動が完了しません。もう少しと思えるところまでは来ているのですけど、それから延々と1時間、ぜんぜん再起動が完了しません。微妙にハードディスクが動いていたので、少し期待したりもしてたのですけどダメのようです。

しょうがないので最後の手段、コンピュータのリセットスイッチを押しました。

 

再起動後、今度は起動時にロゴが表示されたまま、一向にそのさきへ進んでくれようとはしませんでした。

しょうがないのでもう一回リセット。今度は起動直後、ロゴが出る前にすかさず F8 キーを押して、セーフモードで Windows XP Beta 2 を起動することにしました。

セーフモードはさすがなもので、サクッと起動してくれました。

…!?、セーフモードが起動してみてびっくりです。なんとデスクトップの雰囲気が Windows 2000 のころのままっ、て感じになっているではないですか。やっぱりはりぼてだったのね…、なんて思いつつも、とりあえずトラブルの原因になった Ethernet Adapter のデバイスドライバを削除しました。

そしてコンピュータの再起動ですが、ついでだったので Ethernet Adapter のカードを、あまっていた corega 社の FEtherW PCI-TX に取り替えてみました。

 

そしてコンピュータを起動してみると、サクッと起動です。

デバイスマネージャでどんな様子かを調べてみると、AMD PCNet Family PCI Ethernet Adapter として、新しく取り付けた Ethernet Adapter が自動的に認識されていました。

ちゃんと動いているかを調べるために、コマンドプロンプトを開いて ipconfig と打ち込んでみました。すると、ちゃんと DHCP サーバから IP アドレスを取得できていたので、無事、ネットワーク開通です。

 

□ マルチディスプレイ

ディスプレイの設定を調整してみることにします。

今回のシステムでは、2台のモニタを取り付けるために、あらかじめ2つのビデオカードを取り付けてあります。デバイスマネージャで確認したときには、ちゃんと2つとも自動的に認識されていたので、設定は簡単そうです。

コントロールパネルの 「表示とテーマ」 から 「画面」 を選択します。そして出てきたダイアログの 「設定」 タブをクリックすると、そこには2つのディスプレイのイラストが表示されていました。

そのうちの2番目、消えかかった感じのディスプレイを選択して、「Windows デスクトップをこのモニタ上で移動できるようにする」 という項目にチェックを入れました。これで2台目のディスプレイにも、ちゃんとデスクトップが映し出されるようになります。

あとは、解像度とか発色数とかの微調整をおこなって、ディスプレイの設定は完了です。

 

□ NT ドメインへの参加

最後に、Windows NT ネットワークへ参加させてみることにします。

コントロールパネルの 「パフォーマンスとメンテナンス」 を選択して、「システム」 を選びます。現れたダイアログボックスから 「コンピュータ名」 タグをクリックして、「変更」 ボタンを押します。

そして、参加したい NT ドメイン名を入力して、そのドメインへコンピュータを参加させる権利のあるユーザアカウント情報を入力すれば手続き完了です。しばらくすると、ドメインコントローラから、参加許可が下りたことを示すメッセージが表示されます。

あとはコンピュータを再起動すると、参加したドメインのアカウントで、このコンピュータにログオンできるようになっています。

それにしても、NT ドメインに参加させた時点で、Windows XP の起動と終了画面が Windows 2000 そっくりになってしまうところがちょっと面白かったです。

 

□ 最後に

設定も一通り終わって、いろいろと使ってみて思ったのですけど、Windows XP なかなかいい感じです。

どこがいいかというと、なんとなく(爆)。ただなんか、すっごく使いやすい感じがします。サクサク操作できるというか、よくわからないけれど快適です。それといって Windows 2000 とどう違うかといえば、よくわからないのですけど。

全体的な見栄えも、使えば使うほど、いい感じの思えてきました。

 

いままでのアプリケーションもほぼ問題なく動くみたいです。ただ Microsoft Outlook 2000 だけ、なんだかやたらと不安定なのが気になりますけど。でも、それ以外はむしろ快適といった感じです。けっして、全ての動作が速いっていうわけではないのですが…。でも、なんだか起動と終了は速いような気がします。

というわけで、はやくも Windows XP にはまってしまいました。製品版が出るのが楽しみです。

 


 

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