[ SOFTWARE REPORT ]


Microsoft Windows Vista (32bit) / Windows XP Professional

Windows Vista のアンインストールを試みる

2010/06/21 Tomohiro Kumagai

□ Windows Vista のアンインストールについて

Microsoft Windows XP を Windows Vista にアップグレードしたけれど、それをまた元の Windows XP の環境に戻すことができないかという話がありました。

Windows Vista からは Windows XP よりも高性能なパソコンを要求されるので、アップグレードした後に遅くて使い物にならなくなったということもたびたびあるようです。そんなときにも以前の Windows のシステムデータが残っていれば、少し難しい手順もありますが、何とか元に戻すということも可能という情報が見つかりました。

そこで、実際にそれがうまく行くかどうか実験してみたのですけど、どうやらうまくいかないような感じでした。

 

想定環境の準備

今回想定している環境は、Windows XP Professional SP2 (32 ビット版) をクリーンインストールした環境に、Windows Vista Business (32 ビット版) をアップグレードインストールを行って、そこから再び Windows Vista を案インストールして、元の Windows XP に戻すという感じで行います。

もう少し具体的には、Microsoft Hyper-V 2008 R2 に仮想 PC を用意して、そこにまず、Windows XP Professional with SP2 をインストールします。

そして、Windows XP が起動できるようになったら、Windows Vista へのアップデートを行います。この時、Windows XP が起動している状態で Windows Vista Business の CD-ROM を挿入して、そこからアップグレードを開始しています。

Windows XP の画面上に表示された Windows Vista のインストーラーから 【今すぐインストール】 を選択して、インストールの種類として "アップグレード" を選択します。そして、そのインストールが完了して Windows Vista が起動できるようになったところで、実際のアンインストール作業を行ってみる感じにしてみました。

なお、今回は必要なかったため、インターネットへは接続されない環境で動作チェックを行っています。その辺りは今どきの一般環境とは少し異なるかもしれませんが、これによる手順の影響はないのではないかと思います。

 

アンインストールは今回は断念

環境の準備が整ったので、アップグレードした Windows Vista をアンインストールしようとしたのですけど、その最初からいきなり挫折しました。

アンインストールで必要となる Windows XP のバックアップファイルが、ハードディスクのルートディレクトリに "Windows.OLD" というフォルダー名で保存されているらしいのですけど、それが今回のテスト環境ではそもそも見つからない感じです。

隠しフォルダーやシステムフォルダーを表示する設定にもしてみたのですけど、見つかる様子はありませんでした。

 

このフォルダーが見つからなければどうにもならないので、ここで諦めざるを得ない感じです。

そのフォルダーが見つかれば、この後は Windows 回復環境を起動して、システムフォルダーをバックアップされたものとすり替えることで復元できる感じになるはずなのだそうです。

具体的には、まずは Windows Vista の CD-ROM でパソコンを起動して、言語環境の設定の後で 「コンピューターを修復する」 を選択します。そして、修復するオペレーティングシステムを選択し、その際にシステム回復オプションで 「コマンドプロンプト」 を指定することで、Windows 回復環境が起動します。

Windows 回復環境が起動したら、コマンドプロンプトを使用して、次のようにして Windows Vista の "Windows", "Program Files" フォルダーの内容を別の場所に退避します。

ren Windows Windows.Vista

ren "Program Files" "Program Files.Vista"

また、"Documents and Settings" フォルダーの事前準備も行います。

rd "Documents and Settings"

このようにして、復元前に "Documents and Settings" フォルダーの接続ポイントを削除しておくのだそうです。

もしもこのとき "ディレクトリが空ではありません。" というメッセージが表示される場合には、次のようにして "Documents and Settings" フォルダーの内容を、別の場所に退避しておきます。

ren "Documents and Settings" "Documents and Settings.Vista"

 

ここまでの準備ができたら、次のようにして "Windows.OLD" フォルダーの内容すべてを、ルートフォルダーへコピーします。

xcopy /s /h Windows.OLD\*.* \

これで、システムファイルのバックアップを、本来あるべきフォルダーへ複製することができたはずです。

そして最後に、例えば CD-ROM が E: にマウントされていて、復元したシステムドライブが C: である場合は、次のようにしてハードディスクのブートセクターの内容を修正すれば、アップグレード前の Windows XP 環境の復元作業が完了とのことです。

E:\boot\bootsect /nt52 C:

なお、復元されたシステムが Windows Vista の場合には、上記の "/nt52" のところは "/nt60" にする必要があるとのことでした。

 

 

今回はそもそも上の手順に必要な "Windows.OLD" が見つからなかったため、この手順で正しく復元できるかどうかは分かりません。

ただ、もしもアップデートした Windows Vista から元の Windows XP に戻したい場合で、ルートフォルダーに "Windows.OLD" が存在している場合には、慎重にこの手順を試してみるのも悪くはないかもしれないです。

これによってシステムが起動しなくなることも考えらるので、あらかじめ重要なデータファイルはバックアップしておくことは大切です。上記の手順の中にも一応、バックアップの手順は含まれているようですけど、自分自身のやり方でバックアップを取っておくと、いざという時に安心のように思います。


 

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