[ SOFTWARE REPORT ]
MacOS 9 / MacOS X
Mac OS 9 / OS X で Perl を使ってみる
2001/02/11 Tomohiro Kumagai
Update: 2001/07/11 Tomohiro Kumagai
□ Perl
Perl とは、Practical Extraction and Report Language
の略で、強力なスクリプト言語のひとつで、現在では主に
CGI の分野で確立した地位をもっています。
テキスト処理系が特に優れ、ファイル操作も容易なところが魅力です。C
言語に似たスタイルをもちながら、C
言語のような難しさが伺えないのも、世間に受け入れられる理由だと思われます。
今回は、この Perl を、UNIX でもなく、Windows でもなく、Macintosh
で使用できるようにするまでを書いてみようと思います。また、Mac
OS X には、標準で Perl
インタープリタが搭載されていますので、最後のほうでそれについても少しだけ触れてみることにします。
□ MacPerl の入手
Perl に関する情報は、http://www.perl.com/
にて入手することができます。
そこの DOWNLOADS というページへ行くと、Binary Distributions
の中に Macintosh
という項目があります。その情報によると、Macintosh 用の
MacPerl というものが、http://www.macperl.com/
より入手できるようです。
MacPerl のページへいって、Get MacPerl
のフォルダをクリックします。
そして、http://www.perl.com/CPAN/ports/index.html#mac
へたどっていくと、ダウンロードが可能なページへ到着します。
さて、ダウンロードページへたどり着いてみると、MacJPerl
というものが目にとまりました。日本語対応の MacPerl
のようです。今回はこれを入手する事にしました。
MacJPerl のリンクをクリックして、Macintosh へ MacJPerl
のプログラムをダウンロードします。今回ダウンロードするものは、MacJPerl5.1.5r4.sea.hqx
というものです。
その直下にあるリンク、MacJPerl
のホームページ があるようです・・・。
□ MacJPerl のインストール
ダウンロード後、展開すると、MacJPerl 5.1.5r4
というフォルダが出来上がったら完了です。その中の
MacJPerl のアイコンをダブルクリックすると、MacJPerl
が起動します。
□ 少しだけ使ってみる
MacJPerl
を起動したら、システムメニューから、「ファイル」 →
「新規」
を選択します。すると、テキスト編集用のウィンドウが現れますので、そこに
Perl スクリプトを書き込みます。
print "MacJPerl で、日本語出力\n";
とでも入力したら、test.pl という名前で保存します。
続いて、システムメニューの 「スクリプト」 から 「
"test.pl" を実行」 を選択します。すると、MacJPerl
というウィンドウが現れて、test.pl
の実行結果が画面に表示されました。
ところが別のスクリプトを実行してみると、use lib '.'
という記述のところでエラーが発生しました。どうやら
MacJPerl
には、ライブラリ系統が含まれていないようです。
ということで、今回あらたに、MacPerl
をインストールしてみることにしました。
□ MacPerl のインストール
上の方でも示したサイトから、Mac_Perl_520r4_appl.bin
をダウンロードします。ダウンロードが完了したら、そのファイルをダブルクリックすると、インストールが始まります。
[Continue]
を押して次へ進むとインストールするフォルダの選択になりますので、適切なフォルダを指定します。インストールの種類も選べますので、今回はとりあえず
[Custom Install] を選択してみることにしました。
- Fat Binary
- Shared Libraries
この二つにチェックをいれて、[Install]
ボタンを押します。
これでインストール完了です。どうやらさまざまな
Perl
パッケージもいっしょにインストールできたようです。
続いて、先ほどインストールした MacJPerl
のプログラムを MacPerl
のフォルダへコピーします。これで、以後は MacPerl
のフォルダへコピーした MacJPerl
を使用すれば、さまざまな Perl
パッケージを利用することができるようになります。
□ Mac OS X の場合
Mac OS X がインストールされたシステムの場合、標準で
Perl インタープリタが用意されています。
デスクトップから、Mac OS X
がインストールされているハードディスクを開いて、「Applications」
→ 「Utilities」 と開いていって、Terminal
アイコンを開きます。
するとテキストコンソールが開きます。Perl
はここで実行することになります。
perl ファイル名
と打ち込むことで、Perl
インタープリタが、指定したファイルを実行してくれます。
ただし、いくつか注意点があります。まず、UNIX
系のシェルの基礎知識が必要となってきます。ファイルの指定には、UNIX
系の指定方法が使用されますので、/Desktop/test.pl
みたいな感じの表現になります。
また、MacJPerl というか、Mac のシステムではなく、UNIX
のシステムで Perl
が動くと思ってください。ファイルの場所の指定なんかが、Mac
の Mac Applications:MacPerl:
というような感じではなくって、/System/Library/Perl/dariwin/
というような感じになります。
改行コードも Mac 側ではなく、UNIX
側に合わされますので、いままで MacJPerl
などで動いていた Perl
スクリプトがそのままでは動かない可能性が出てきます。
ただ、レンタルサーバなどの CGI はほとんどが UNIX
ベースのシステムで動いていますので、あるいみ UNIX
システム上で動く Perl が Mac
上で使用できるというのはかなりの利点のように思えます。
□ おすすめのテキストエディタ
さて実際にちょっとだけつかってみると、MacPerl
のエディタはなにかと不便でした。そこで個人的なおすすめは、ミミカキエディット
という名のテキストエディタです。
システムメニューの 「ツール」 の中に、「実行」
という項目があって、そこから MacJPerl
を呼び出してスクリプトを実行することができます。また、スクリプトが色分けされてとても見やすく、また、改行文字を
Windows 用 / Macintosh 用 / UNIX
用を調節できるので、とても重宝します。