[ SOFTWARE REPORT ]

Windows Server 2003 / Windows 2000 Server

Symantec AntiVirus 8.1 を使ってみる

2004/04/28 Tomohiro Kumagai

□ Symantec AntiVirus Small Bussiness Edition

先日、仕事場がおもいっきりウィルスに襲われまして、自分の家も気をつけておくに越したことはないかと、シマンテック さまのウィルス対策ソフト、 Symantec AntiVirus Small Bussiness Edition を購入することにしました。

 

いままでも個人的にシマンテックさまのファンでして、Norton AntiVirus をいくつも持っていたりするのですけど、Norton シリーズは Windows 2000 Server とか Windows Server 2003 では使用できないではないですか。

そんなこんなで、サーバ系 OS を作業環境にするようになってからというもの、Windows Update をこまめに行ったりメールを開くときには細心の注意を払ってみたり、ウィルスは自己防衛で対応していました。

けれどそれも時には見落としがあるわけで、より安全に、というか安心してパソコンをいじれるように、サーバ系向けのウィルス対策ソフトを探してみることにしました。

 

(シマンテック社のサイトにて) 探してみると Symantec AntiVirus Corporate Edition なるものが存在し、さらにSOHO や小企業さま向けの Small Bussiness Edition というものがありました。

お値段も 5 ライセンスで 2004/04/28 現在 50,000 円程度と、まあ、気軽といえば気軽に手の届くお値段となっていました。10 ライセンスも 100,000 円弱…。どちらにしようか迷いましたけど、サーバ系 OS 以外は今もっている (あまっている^^;) Norton AntiVirus で問題ないでしょう、ということで、5 ライセンス版を購入することにしました。

 

□ どう使うのでしょう…

さて、さっそくインターネットで購入して商品が届いたのですけど、どうすればいいのやら…。自分は頭が悪いので、少し規模の大きなソフトウェアになるととたんにてこずってしまいます。

 

とりあえず付属の冊子を眺めてみると…、なにやら、使用するに当たって 「コンテンツライセンス登録」 というのが必要のようです。

これはユーザー登録に毛が生えたみたいなものなのでしょうか…。とりあえず、これを行うことで LiveUpdate による製品の更新が許可されるのだとか。そして、Small Business Edition のサーバやクライアントを実行するコンピュータごとに必要となるようです。とすると、今回の場合は最大で 5 個必要、ということでしょうか。

取得手順とかも丁寧に書いてありましたので、あとでやりながらその辺りにも触れてみようと思います。

 

そしてパッケージに含まれるソフトウェア群なのですが …

SSC (Symantec System Center) Symantec AntiVirus を管理するための管理コンソール。ウィルス定義ファイルを更新したりと、ネットワーク上のコンピュータを一括管理することができるようです。MMC (Microsoft Management Consol) のスナップインだそうです。
Symantec AntiVirus Server ウィルスからの保護機能の他、他の Symantec AntiVirus クライアントへのウィルス定義ファイルの更新を行うことができるようです。説明の表記から、サーバ側からクライアントの更新を能動的に行えるようです。
Symantec AntiVirus Client ウィルスからの保護機能を提供します。おそらく、従来の Norton AntiVirus のような機能なのでしょう。ただし、ライセンス上、サーバ系 OS にもインストールする事ができそうです。
LiveUpdate ウィルス定義ファイルなどを自動更新するためのソフトウェアです。シマンテック社の LiveUpdate サーバのほか、自ネットワーク内の LiveUpdate サーバから更新を取得できるそうです。自ネットワーク内のサーバというのは、Syamtec AntiVirus サーバのことでしょうか…。
中央検疫 …、とりあえず、ウィルス感染情報の、Symantec AntiVirus サーバとクライアント間の橋渡し、さらにはシマンテック社との橋渡しを担う機能のようです。
Symantec Packager ネットワーク内のクライアントへ配布するにあたって便利ツールでしょうか。カスタムインストールパッケージを作成することができるそうです。

 

いくつもあって把握するまでに少し手間取ったのですけど、おそらく、サーバ機 1 台に Symantec AntiVirus サーバをインストールして、それ以外には AntiVirus クライアントをインストールする感じになるのでしょう。

そして普段つかっているコンピュータに SSC をインストールして一括管理…、という感じになるような気がします。

 

LiveUpdate の手続きは、従来どおりのクライアントがそれぞれで LiveUpdate サーバへ接続するタイプのほか、AntiVirus サーバがクライアントを直接更新するという手法がある…と。

Symantec AntiVirus サーバは、通常は 1 台以下のコンピュータ、他の Symantec AntiVirus クライアントを管理するコンピュータへインストールするとのことです。単純に、一般家庭のような、個別のウィルス対策を行う場合にはインストールする必要はないそうです。

Symantec AntiVirus クライアントを SSC から管理できるかどうかは、今のところ不明です。

 

□ Symantec AntiVirus サーバをインストールしてみる

やってみないといまひとつ理解できないので、何はともあれ Windows 2000 Server へ Symantec AntiVirus サーバを、普通にインストールしてみることにします。

注意することはというと、インストールに必要とされるディスク容量の 400MB があるかどうかだけ、で行ってみます^^;

 

サーバへ Symantec AntiVirus Small Business Edition 8.1 の CD-ROM を挿入して、setup.exe を実行します。

すると…、「はじめにお読みください」 の項が見つかったので、とりあえず寄り道してそれを参照してみます。PDF ファイルのようなので、Adobe Acrobat Reader もインストールしつつ…。とりあえず一通り確認して、いよいよインストール開始です。

 

メニューから "Symantec AntiVirus のインストール" を選択して…、どれを選べばいいのでしょう。もう一度説明書を眺めてみると、"サーバのリモートインストール" でいいようでしたので、それを選択しました。

あとはウィザードの手順に従ってインストール作業を進めていきます。

途中で気をつけたところといえば、インストールするパッケージのところでしょうか。もっともディフォルトの通りなのですけど、"サーバプログラム" のほか、使い勝手がどんな感じかはわからないですけど、"警告管理システム" もインストールするようにしてみます。

 

そして、インストールするコンピュータを選択する画面になったのですけど、自分自身の名前を選択して 「追加」 ボタンを押しても、なぜだかネットワーク名が見つかりませんといわれてしまいました。ターミナルサーバのセッションから実行してしまったせいでしょうか…。

とりあえず、リモートインストール、ならば今使っている PC からでもサーバへインストールできるかもしれないですね…。さっそく、CD-ROM をもってきてもう一度、リモートインストール作業を行ってみることにします。

ところが、それでもやはり目的のサーバのみならず、自分自身さえも、ネットワーク名が見つからないとのことで進めませんでした。これは…、ネットワーク周りの設定に問題でもあるのでしょうか…。

 

もう一度、説明書をよく読んでみると、WINS 環境ならば一覧から選択が可能、そうでない場合はインストール先の IP アドレスを記載したテキストファイルをインポートする必要があるとのことでした。

とりあえず、サーバの IP を書いたテキストファイルを用意してそれをインポートしてみます。そして、正常に読み取れたら OK を押します。…ところが、これでもリストにその IP が加わる気配も無ければ、次へ進むことも出来ないのでした…。

 

もしかすると、インストールログに何か残っているかも…、と確認してみると、ありました。なにやら、\\192.168.0.1\ADMIN$ が見つからない、とのことです。

…、これは、もしかすると 「管理共有」 というやつではないですか。管理共有は危ないから止めないと、なる情報を見た事があって、そういえば止めていたのでした。

たしかに、うっかり C ドライブとかを参照されたりするのは怖いですけど、ルータで NetBIOS 系を遮断したり、そもそもパスワードがばれれば管理共有とかでなくても怖いわけだし、今考えると無駄な配慮だったのかな、とも思えるのでした。もちろん、手段が減る分、安全性は増すでしょうけどね。

 

さて、なにはともあれ、目的のサーバの管理共有を有効にして、ふたたびインストール再挑戦です。

とりあえずコンピュータ一覧から選んで 「追加」 を押してみると、なんともあっさりと、インストールに必要な権限をたずねられるのでした。…、なるほど、管理共有って、こういうときに使うのですね^^;

なんとも変なところで躓いてしまいましたけど、あとはすんなりとインストールが完了しました。インストール結果には 「再起動が必要です」 との表示があったので、インストール先のサーバを再起動して、作業完了です。

 

□ ライセンスファイルを入手する

再起動後、まずは勝手を把握するために、インストールしたコンピュータ上から、いろいろといじってみることにしました。

ログオンして、スタートメニューから "Symantec Client Security" の "Symantec AntiVirus Server" を起動します。すると、インストール時に設定したグループのパスワードを尋ねられたので、まずはそれを入力します。

すると、ばっちり動きました。

 

そして、とりあえず一番気になる LiveUpdate ボタンを押してみることにします。

するとライセンスファイルがみつからないと言われてしまうのでした。一応、LiveUpdate プログラムは起動されるようですけど、更新作業を行っても、最新の状態だ、といわれて終了でした。

 

では、ライセンスファイルの取得を行ってみることにします。

説明書に書かれている http://www.symantec.com/region/jp/techsupp/enterprise/license/ へ接続します。このページへは、サービス&サポートの 「企業/法人のお客様」 からもたどって行くことができました。

ここで "Symantec AntiVirus Small Business Edition" を選択して、ライセンス証に書かれている Serial Number など、必要項目を入力します。住所とかいろいろ、電話番号まで…、さすがに企業向けソフトだからなのか、特に最近の世間は思いやりに欠けている気がするせいでしょうか、あまり入力すると無用なメールなどがたくさん来そうであまり入力したくないですね…。

あ、シマンテックさまのことを言っているわけではなくてです。

 

さて、 Step 5 の登録がおわったら、さらに 「次へ」 を押して、ライセンスファイルの発行を行う必要があるようです。これって、なんだかうっかりすると忘れてしまいそうですよね。一連の流れの中で組み込んでくれるといいかもしれないな、と思うのでした。

そしてまた Serial Number とか住所とかを入力して…、って、なんだか文字化け起こして、入力ミスとか怒られるし…。などと、偶然も重なったとはいえ、なんだかちょこっと面倒です…。

これは…、サイトこそ日本語対応であるものの、アルファベットで入力する必要があるようです…。

そして、技術担当者の連絡先もまた入力したり…。さっき製品で登録したのとは管理体制が別なのでしょうけど…、あまり入力したくない項目だからという個人的な感情もあるでしょうけど、非常に面倒ですね…。

 

さて、やっとこさ入力も終わり、しばらくしてライセンスファイルも手元にメールで届きました。添付されていた ZIP 圧縮のファイルを展開するとライセンスファイル "*.slf" が手に入るので、それをサーバへコピーします。

インストールの仕方は良くわからなかったのですが (^^;) "C:\Program Files\Common Files\Symantec Shared\License\" フォルダへ SLF ファイルをコピーしてあげればいいようでした。

そして LiveUpdate を実行すると、しっかりと更新データを入手する事が出来ました。ウィルス定義ファイルの日付が変わらなくて何度か試してみたのですけど、いろいろいじっているうちに日付も変わって、ほっと一息です。

 

□ 管理コンソールをインストールしてみる

続いて、管理コンソール SSC がどんな感じなのかの実験です。これは主に作業で使用する PC 、 Windows Server 2003 にインストールしてみようと思います。

CD-ROM から setup.exe を起動して、"管理者用ツールのインストール" から、"Symantec System Center のインストール" を実行します。すると…、セットアップが始まったと思うやいなや、エラーというかインストールできずに終わってしまいました。

ターミナルサーバへはインストールできないんですって…。早くも断念です^^;

 

でも、やっぱりちょっと使ってみたいので、Windows XP Professional マシンを見つけて、そこへインストールしてみることにしました。手順は先ほどと一緒、"Symantec System Center" のインストールです。

インストール可能な項目がいっぱいあってどれが必要か良くわからなかったので、全部インストールしておくことにします。そして、インストール完了後、コンピュータを再起動…。

 

再起動後、インストールされた Symantec System Center コンソールを実行します。

そして登録したグループを選択して、パスワードを入力してロック解除すると、先ほどインストールしたサーバが一覧に表示されました。最初だけ、一次サーバというのを決定する必要があるようで、このサーバを一次サーバに設定しておきました。

あとはてきとうにいじってみると…、ここからサーバの LiveUpdate が出来たり、スキャンできたり、ログが見れたり…、なかなか便利そうな感じがします。ただ、サーバ名のところで右クリックして作業を選ばないといけないところが、なんだか面倒な感じがしました。

もっとこう、定義ファイルの更新状況とか、最終スキャン日とか、必要情報をリストかなにかで把握できるとうれしかったんですけどね。何か調整すればできるようになるのかしら。といいつつも、いっけん、表示できる仕様になっていそうなんですけどね…。

 

□ Symantec AntiVirus クライアントをインストールする

サーバ等のインストールはとりあえずわかったので、続いてクライアントのインストール実験です。インストールする先の OS は、Windows Server 2003 です。先ほど、SSC のインストールを拒否されたターミナルサーバですね^^;

 

セットアップを起動して、"Symantec AntiVirus のインストール" から "クライアントのローカルへのインストール" を選択します。

そして、ネットワーク設定の種類で、「管理」 に設定するようです。これは Symantec AntiVirus サーバが利用できる環境で、つまり先ほどインストールしたサーバを利用する予定で、選択します。ディフォルトでは 「管理外」 となっていますけど、この場合は、一般向けの Norton AntiVirus のような各自に任された管理方法となるそうです。

そしてサーバの選択となりました。すぐ隣の 「参照」 ボタンをおしたらしっかりと先ほどインストールしたサーバ名が表示されたので、それを選べば大丈夫みたいです。

あとはしばらく置いておけば、無事、インストール作業は完了となりました。そうしたら、念のためコンピュータを再起動しておきます…。

 

再起動したら、スタートメニューの "Symantec Client Security" から "Symantec AntiVirus Client" を実行してみます。

ざっと確認してみると、LiveUpdate ボタンがロックされていて、ウィルス定義ファイルの日時が、サーバのもの、つまりは最新版の日時で表示されていました。親サーバのところにも、インストール時に指定したサーバがしっかりと表示されています。

ライセンスファイルを持ってきたりはしていないですけど、どうやらクライアントのインストールにはそういった作業は必要ないような感じですね。

 

さて、このとき、SSC にクライアントは表示されるのか…。

すると、サーバ名をクリックしたところで、今インストールしたクライアント PC の名前を確認する事が出来ました。しかも、OS の種類とか最終チェック日とかを一覧で確認する事が出来ています。

なるほど、SSC はクライアントを把握するためのソフトだったのですね…。サーバ自身も一覧に表示してくれた方が便利のような気がするのですけどね。なにはともあれ、クライアントの台数が多い場合、これはけっこう便利かもしれないです。


 

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