[ SOFTWARE REPORT ]

Windows XP Professional

Norton SystemWorks 2006 Basic Edition を使ってみる

2006/02/15 Tomohiro Kumagai
Update: 2006/02/23 Tomohiro Kumagai

□ Norton SystemWorks 2006 Basic Edition

シマンテック 社から販売されている Norton SystemWorks 2006 は、システム環境を整えるためのツールが詰まったソフトウェアです。

昔の話になりますけど、もともとは Norton Utilities として販売されていたものが有名でしたけど、この System Works は、その Norton Utilities も含むシステム関連のソフトウェアを統合した感じのもののようです。

 

個人的なお話ですけど、これまでにも Norton Utilities 2000 前あたりから 2002 くらいまでを使っていたことがあって、ハードディスクの使用状況や断片化率や故障状態、他にもメモリの使用量などを監視してくれる System Doctor や、System Doctor と連携して断片化率が高まったときにハードディスクの最適化を行ってくれる Speed Disk などがなかなか便利な感じでした。

ただ、気分的にシステムに干渉するソフトを極力避けたい時期があって遠ざかっていたり、また、Norton Utilities 2003 頃の Speed Disk はおそらく Pentium 4 に搭載されている Hyper-Threading というマルチプロセッサ環境で利用するとハングアップするようで、いつしか利用しなくなってました。

肝心なハードディスクのチェックやデフラグは Windows XP そのものに搭載されていますから、それで十分ともいえますしね。

 

そんな中、あるとき親戚のパソコンへ Norton SystemWorks 2006 のインストールする機会があったのでした。

パソコンで大事なデータを扱うのだったらあったほうが良いだろうと進められたそうです。Norton SystemWorks 2006 には Norton AntiVirus というウィルス対策ソフトも含まれていて、それ以外は以前の Norton Utilities と同じような感覚でソフトが収録されているようです。

そしていざインストールを行ってみると、 それぞれの機能を同じウィンドウで管理することができて、統合感が高まっているような感じがしました。あとは特に真新しい感じはしませんでしたけど、でも相変わらず悪くはなさそうな感じです。

そして、少しいじってみてて気になったのが、プロセスを監視するソフトウェア Process Viewer の存在でした。Windows にも標準でタスクマネージャが搭載されていますけど、あのような感じの情報がなかなか見やすく整理されていて、他にもさらにモジュール利用状況やプロセスツリーといったさらに詳細な情報を確認することが出来ます。

そのプログラムのパスなども簡単に確認できるため、いろいろな問題発見などにとても便利そうなのでした。

 

そんな感じで気にしつつも、それなりのお値段でしたし、ウィルス対策ソフトも既に Symantec AntiVirus Small Business Edition 10 を利用していたのもあって、改めて購入するのもなんだかもったいないように思って過ごしていたのでした。

ところが、あるときお店にて Norton SystemWorks 2006 Basic Edition というものが販売されているのが目に留まりました。このパッケージはウィルス対策ソフトが含まれないパッケージだそうで、値段もまあそれなりに手ごろな感じと言うこともあって、このたび購入してみることにしました。

 

□ Norton SystemWorks 2006 Basic Edition に含まれる機能

Norton SystemWorks 2006 Basic Edition には、大きく分けて次の機能が収録されているそうです。

Norton Utilities ハードディスクの障害を検出する Norton Disk Doctor や、ハードディスクの最適化を行う Speed Disk、システムの整合性を検証する Norton WinDoctor や、ゴミ箱のファイルを監視して回復する UnErase 、そしてファイルを復元されないように削除するための Wipe Info といった、Windows システムに関連するユーティリティセットです。
Norton GoBack ファイルの更新を追跡し、システムトラブルや誤った操作によるデータ消失時に復元できるように備えるソフトです。他にも指定した時点の状態へとシステム状態を戻したりすることもできるようです。
CheckIt Diagnostics ハードウェアやソフトウェアの処理効率を監視するソフトウェアだそうです。Norton SystemWorks 2006 Basic Edition の CD-ROM にも含まれてますけど、必要の際は個別にインストールする必要があります。

そして、特筆すべきなのかはわかりませんけど、パッケージに記載されていないものとしては、次のものがありました。

Norton Protection Center Norton 環境に関連したセキュリティ事情を監視して、不都合があればそれを通知するシステムです。
Norton Cleanup キャッシュファイルや一時ファイルなど、不要と思われるファイルを検出して自動的に削除してくれるツールだそうです。

これらのほかにも、詳細なプロセス情報を確認できる "Process Viewer" や、ダイアルアップ接続のタイムアップなどによる予想外の接続解除を防ぐ "接続維持" というツールも含まれていました。

 

□ Norton SystemWorks 2006 Basic Edition をインストールする

Norton SysmteWorks 2006 Basic Edition の CD-ROM を挿入すると、インストーラが起動します。

そしてメニューから "Norton SystemWorks Basic Edition のインストール" を選択すれば、セットアップの始まりです。ライセンス使用許諾契約に同意しつつ CD-ROM の袋に印字されたプロダクトキーを入力して次へ進めば、とりあえずインストールに不都合になるものがないかのチェックが行われ、続いてソフトウェアのインストール手続きとなりました。

とりあえずカスタムインストールを選択してみると、"Norton Utilities", "Norton Cleanup", "Norton GoBack" のどれをインストールするかとか、またそれらの細かな調整などが行えるようでしたけど、とりあえずは全てをインストールしておくことにしました。システムの深くに関わるようなソフトウェアはなんとなく怖い気もしますけど…。

そしてしばらく待つことでソフトウェアがインストールされ、あとは Windows を再起動すれば完了でした。

 

再起動後、Windows XP のロゴ画面よりも先に Norton GoBack のロゴが表示されるあたりに、何かあったときにはちょっと苦労しそうな予感もしつつ、特に問題なく Windows XP が起動してみれば、続いて "Norton SystemWorks 2006 Basic Edition" のウィンドウが起動して、さらに細かな設定の調整を促されました。

まずはアクティブ化の手続きでした。これは 15 日間の猶予もあるし、もうちょっといじってみてからにしたいところなので、今回は 「あとでアクティブにする」 ボタンを押して次へ進んでおくことにしました。そうしたところ、それでこのウィザードは終了みたいです。ウィンドウの中にいろいろとお知らせは表示されていましたけど、なんだか大げさな感じのするウィンドウでした。

 

□ Norton SystemWorks 2006 Basic Edition を使ってみる

インストールも終わって普通に Windows XP を利用していたところ、なにやらタスクバーのところに大げさな感じのウィンドウが表示され、"Norton Protection Center" が頻繁に通知ウィンドウを表示してくれました…。

なんでも、2 つの項目がシステムに影響を与えているとのことで、その詳細を確認してみると、ウィルス防止ソフトウェアをシンストールしていないということと、インターネット一時ファイルが散乱しているので Norton Cleanup を実行してくれとのことでした。一時ファイルは良いとして、同じ Symantec 社のウィルス対策ソフトを利用しているのに検出されないのってどうなんでしょうね。

 

Norton Cleanup

とりあえず Norton Cleanup を実行してもらったところ、不要なインターネットファイルや Cokkie などを消してくれたみたいですけど、どういう基準で消してくれているのかとかが少し気になるところです。

TEMP フォルダの中身もきれいにしてくれましたけど、眺めてみると基本的に全てのファイルを削除しているような感じで、Cookie も含めて残っているものもあるのですけど、なんだかそのままにしておいてくれた方が良さそうな感じも受けました。でもそれも TEMP フォルダの目的としては本来は問題ないのかもしれないですし、また、Norton GoBack のおかげでもしも必要なファイルまでも消してしまった場合にもある程度は回収できるので、慣れたらそれで良い事なのかもしれないです。

とりあえず Norton SystemWorks Basic Edition から Norton Cleanup のオプションを選択してみると、インターネットの散乱ファイルや、一時ファイルなど、削除する項目を選択することが可能のようでした。他にも Web サイトごとに保護したいデータを選択したりとか出来たり、Norton Cleanup 実行のたびにお気に入りが更新されるといった表示もありましたけど、なんだか見えないところでいろいろしてくれすぎると、逆に不安なところです。

 

ウィルス防止

やけに頻繁に緊急の注意としてウィルス防止ソフトウェアがインストールされていないと警告されてしまうので、それを非表示に出来ないか調べてみました。すると、タスクバーのところにあるアイコン上で右クリックして "警告オプション" から "ウィルス防止の警告を表示する" のチェックを外すことによって、どうやら表示させないようにすることが出来るようでした。

そうしてみたところ、確かに自動的にポップアップされることはなくなったものの、Norton Protection Center としてはウィルス防止ソフトが入っていないという認識に変わりないらしく、赤色で × 印のついたアイコンのままでした…。

それはそれで問題はないのでしょうけれど、Norton AntiVirus が含まれない Basic Edition のパッケージで、ウィルス対策ソフトがないといわれ続けるのは少し困った感じがしました。せめてウィルス対策ソフトを監視しない設定などがあればいいんですけどね。

 

Norton Protection Center を停止する

とりあえず Norton Protection Center に監視してもらう必要はなさそうかなと思ったので、それを削除してみることにしました。

コントロールパネルのプログラムの追加と削除から "Norton SystemWorks 2006 Basic Edition (Symantec Corporation)" を選択して「変更」 ボタンを押すと、インストールされている機能の調整を行うことが出来るようになっています。そこでさらに 「修正」 ボタンを押して Norton Protection Center を削除しようと思ったのですけど、残念ながらそれは候補にありませんでした。

 

それならそのままにしておいたほうが良いのかもしれないのですけど、あまり常駐しててもらっても意味のなさそうな感じなので、今回は少し強引に起動させないようにしてみることにしました。

管理ツールのサービスを起動して、その中にある "Norton Protection Center Service" を探します。そしてそのプロパティを表示したら、スタートアップの種類を "手動" から "無効" に切り替えます。そしてさらに 「停止」 ボタンを押して、現在起動中の "Norton Protection Center" を停止させてあげます。

無理やりな感じではありますけど、こうしてみてもとりあえずはなんら不都合は起きない感じでした。Norton SystemWorks Basic Edition を起動して "Norton Protection Center" を選択してみても、それが起動されていないということを示すメッセージが丁寧に表示される感じでしたので、たぶんこの状態で利用していてもなんとなく大丈夫そうな感じでした。

 

ただ、この "Norton Protection Center Service" を停止しておいた場合、プログラムの追加の削除で "Norton SystemWorks 2006 Basic Edition (Symantec Corporation)" の機能変更 (一部の機能を追加や削除) をしたときに、最後にインストールエラーとなってしまうようでした。

どうやら、更新セットアップの最後に現状の Norton SystemWorks 環境が Protection Center に通知されるみたいで、そこでこのサービスが停止してしまっているとそれが出来ずに、全体としてエラーとなってしまうようです。ですので、特に不都合がない限りは "Norton Protection Center Service" を起動させておいた方が安心なのかもしれないです。

 

Norton GoBack を停止してみる

Norton SystemWorks をインストールしてからと言うもの、なんとなく Microsoft 社の Web サイト作成ソフト FrontPage 2003 の文字入力時に瞬間的に待たされる感じになってしまった感じがしました。他にもウィンドウの移動がぎこちなかったり…。

常駐ソフトが影響しているとするならば、思い当たるところは Norton UnErase と Norton GoBack の 2 つ。他にもいろいろと組み込まれてはいるようで一概にはいえないのですけど、でもその中でも特に頻繁に稼動すると思われる Norton GoBack を無効化してみることにしました。

GoBack はファイルの更新を監視して、間違って上書きしてしまった場合などでも復旧できたりするので何かの時にはとても便利そうではあるのですけど、でもそれだけのことをするには結構な手続きが必要でしょうから、これを停止することによって何か改善が見られるんじゃないかと思います。

 

Norton GoBack を停止するには、Norton SystemWorks を起動して 【オプション】 から "Norton GoBack" を選択します。

すると Norton GoBack の各種設定を行えるので、そこで Norton GoBack を無効にすることで停止することが出来ました。停止の際には Windows を再起動する必要があって、さらに起動時の GoBack にて履歴ファイルの削除が行われ、ようやく無効となる感じでした。この手続きは、あくまでも無効になるだけで GoBack 自体が削除まではされないので、似たような手続きを踏むことで、再び有効にすることは可能です。

 

ともあれこうしてみたところ、とりあえず Microsoft FrontPage 2003 での入力作業がスムーズになったような気がします。

他にも、再起動のたびに何故か Norton GoBack のログ履歴の日付が狂ってるとのことで、修正するかどうか尋ねられてしまうのもあったんですよね…。システムの時刻は狂ってないはずなのですけど、直せど直せど毎回要求されるので、そこも気になるところでした。

気にならないところで動いていてくれればとっても安心なソフトウェアだと思うんですけどね。それによって生じる手間との兼ね合いが、なかなかきわどいところです。

 

Norton System Doctor を起動させる

Norton SystemWorks 2006 は最初は Norton System Doctor が自動起動しないようになっているようなので、そこを少し調整してみることにしました。

Norton SystemWorks を起動したら "オプション" から "Norton Utilities" を選択します。そして表示された設定ダイアログの中の 【自動起動】 タグを選択して、その中の "現在ログインしているユーザー" のところにある 【Norton System Doctor】 にチェックを入れます。これによって次回の Windows 起動時から、自動的に Norton System Doctor が起動するようになります。

Norton System Doctor は、ハードディスクの使用容量や断片化率、その他のさまざまなシステム状態を監視して通知させることができるので、お好みでいろいろ調整すれば、システム状態を保つのに役立つんじゃないかと思います。

 

□ Speed Disk が停止してしまう

とりあえず Norton SystemWorks 2006 の Speed Disk を使って C ドライブを最適化していたのですけど、75% のところで Speed Disk がハングアップしてしまいました。以前に Norton Utilities 2003 の Speed Disk を利用していたときも、何度やっても最後まで処理が続くことなく、最適化の最中でうんともすんとも言わなくなってしまったことがありましたけど、それと同じ感じです。

チェックしてはみましたけど別にハードディスクが故障していることもなくて、心当たりがあるとすれば Intel Pentium 4 の Hyper-Threading という仮想的なマルチプロセッサ環境くらいでしょうか…。

 

Symantec 社のサイトを調べてみると Speed Disk 実行中にフリーズ・クラッシュする というページが見つかりました。

でも、常駐プログラムのうちの Microsoft 社の以外を全てを停止して試して欲しいとか、ゴミ箱のファイルや一時ファイルを削除したりとか、各種デバイスドライバを最新の状態に更新したりとか、システムの復元機能を無効にしたりとか、なんだかあまり決定的ではないというか、なんだか無謀な感じというか。

とりあえず、上記のページにあった優先順位の設定だけ変更して再び Speed Disk を 実行してみたところ、今度はどうやら最後まで上手く最適化することができたようでした。ただ、たまたま上手く行った可能性も考えられるので、念のためもう一度、別のハードディスクの最適化を行ってみましたけど、こちらもどうやら問題なく完了したようでした。

優先度を高めたことで成功したのかどうかはわからないところですけど、とりあえずは上手く行くようなので、このまましばらくは様子をみてみようかと思います。 なお、優先度については 「中」 のまま、メモリだけを 「高」 にしておいても、とりあえずは大丈夫そうな感じでした。

 

□ CheckIt Diagnostics を使ってみる

どのようなものかは今ひとつぴんと来ないのですけど、せっかくなのでとりあえず CheckIt Diagnostics を使ってみることにしました。役目としては、ソフトウェアやハードウェアの処理効率などを監視して、問題解決などに役立てることが出来るソフトだそうです。

これは Norton SystemWorks 2006 Basic Edition の CD-ROM に含まれてはいるものの、別途インストールしないといけないそうなので、まずはそのインストール作業から行います。なおインストールを行う際には、あらかじめ Norton SystemWorks をインストールしておくのが良いそうです。そうすることで、Live Update による製品の更新などが行えるようになるとの事です。

 

CD-ROM ドライブへ Norton SystemWorks 2006 Basic Edition の CD-ROM を挿入して、立ち上がったメニューから "CheckIt Diagnostics" を選択します。するとインストーラが起動するので、手順に従ってインストールを進めて行きます。

インストールは簡単で、特に最後に再起動することもなく終了しました。

 

インストールが終了したら Norton SystemWorks を起動して、その他のサービスの中から "CheckIt Diagnostics" を実行します。

起動してみると、システム構成とかメモリ情報とか、非常にきめ細かなシステム情報を確認することが出来ました。BIOS のバージョンや搭載している CPU の詳細、他にもハードディスクの型番など、何かで情報を収集したいときにとても役に立ちそうな感じでした。

そしてそれらのシステム環境に対して、テストプログラムが用意されていました。CPU やメモリ、オーディオ、ビデオ、モデム、ハードディスクなど、パーツを交換した後などで漠然としたシステム不良に見舞われた場合などに、なんだかとても良さそうです。

ソフトウェアの紹介文だけみると随分とシステムの深くまで干渉しそうな印象がありましたけど、いざ実際に使ってみればぜんぜんそんなこともなくて、自作 PC ユーザのようなシステム環境が気になる人にとっては、インストールしておいて損のないツールじゃないかと思いました。


 

カスタム検索

copyright © Tomohiro Kumagai @ EasyStyle G.K.
contact me: please from mail-form page.